平成12年釣行記(9月2日)

西河橋下流

やっとの休みです。Nさんが西河橋で、お知り合いのお弟子さんに友釣りを教えながら竿出しされるとのことなので、ご一緒することにしました。途中、漁協へ鮎の出荷伝票の清算に立ち寄ったのですが土曜で休み。西河橋に着くとNさんは竿出ししておられ、ついさっき始められたそうです。水況は強いささ濁りで少し増水しています。8月24日に入ったときはサッパリでしたし、この時期にこの濁りではちょっとどうかと思って様子を見ているとNさんが石裏で掛けられました。「ダメだったら町裏へ行きましょう。」とのことですので、私も竿出しすることにしました。

加藤オトリ店前の瀬肩から始めます。11時45分のスタートで水温は22.8℃と意外に高いです。さっき石裏で掛かったので、石裏を中心にテクミーの009で探って行きますがアタリ無し。いつも割と良く掛かった右岸川の掘れ込みもダメ。ハミ跡もあまり見当たらない様ですので、流れ込んでいる支流に鮎を探しながら入ってみました。ごく稀に少し喰んだような形跡はあるのですが、石はほとんど泥被りです。更に上流へ遡って行くとしっかりハミ跡があって、2匹の野鮎の姿も見えました。「これはやった!」と思い、下もへオトリを出して半ば強引に引き摺り上げました。しかしさっきまで居た野鮎の姿は見えません。波で見えないだけだろうと思い、付近を探ったのですが反応無し。陸から竿を出していたのですが、竿影でどこかへ行ってしまったのでしょう。更に濁りも強くなり、Nさんもサッパリということで町裏へ移動しました。


吉田川町裏

来る時に国道から見た吉田川は良い感じで人は少なかったのですが、本流が濁ってきたので移動して来たのでしょう。この時は既に人が増えていましたが、下ものトロ場に集中していて瀬はまばら。これなら掛かるだろうと早速竿出しです。前回、8月24日に入ったときは渇水で辺地狙いが良かったので、今回も辺地から狙おうと思ったのですが辺地は泥被りが多く鮎も走りません。状況が変わっているので思い直し、瀬脇から始めました。

瀬脇から流心へと探り、対岸の方へ泳がせますがアタリ無し。石の色は良いのですが、水温が低いのでしょうか掛かりません。辺地の方を探ってもダメ。1時間を過ぎても掛からず、先日まとめた見切りの結果からはトホホの可能性が大の予感です。瀬頭のかけ上がりを探っても、同じポイントを後から泳がせたのに対岸から攻めている人には良く掛かるのですが、こちらには全然掛かりませんでした。


瀬落ちからトロ場

結局どこを探っても掛けられず、17時半に今日はボウズと諦めて納竿しかけました。釣り降って来られたNさんとお弟子さんは好調で、良型がいくつも引き舟に入っています。Nさんの「このオトリを使って続けて下さい」とのご厚意に甘え、18時まで続けることにしました。

やや小振りなのを使わせてもらいました。さすがに天然は良く泳ぎます。10分ほどすると目印が浮き気味になり、下もへ流れました。「やっと掛かったァ。」型は小さいみたいですが背掛かりです。慎重に寄せて取り込んでみると、なんとシラハエ。ハエとしては大型で、しっかり背掛かりなのがまた憎たらしい。今日は全くツいていません。その後も掛けられず、ついにボウズと相成りました。


Nさんの釣果

この画像は、同行のNさんとお弟子さんの釣果です。いちばん大きいのは23センチでした。ボウズでは書くことも少ないです。町裏へ移動してからも1時間で掛からなかったのでトホホの予感がしたのですがその通りになり、奇しくも統計を実証する形になってしまいました。鮎が少ないだろうとも思いますが、竿が硬かったのか糸が太かったのが原因かもしれません。また対岸で良く掛けていた釣り人もトロ場へ移動してからはサッパリでしたし、反面Nさんは瀬で良型を掛けておられたのと、他の釣り人も瀬ではボツボツ掛かっていたので、後期でも増水時は瀬が良いらしい事を知りました。しかしやっと掛かったのがハエでは、全くツいていない日でした。(-_-)


オトリ取りのポイント

今日は郡上へ向かう前に、天然オトリを確保しようと津保川でコロガシをやってみました。30分ほど瀬からトロ場まで探ったのですが掛かりませんでした。橋の下もの専用区も馬の背しかハミ跡が無かったうえに、水温が25.5℃と高いため深い所には未だ鮎がいない様です。おまけに底藻が生えていて、引っ掛かるので釣り辛かったです。高水が出て川を洗い、水温が下がるまではコロガシはお預けのようです。


津保川で見かけたブラックバス

またコロガシをやっているときに、小魚を追ってバシャバシャ跳ねる魚がいたので雷魚かと思ったのですが、なんとブラックバスでした。川から上がるときに20センチほどのが数匹群れているのを見掛けましたが、今シーズンは友釣り中にブラックバスが釣れるかもしれません。ちょっと見にくいですが、写真中央右向きに写っている黒い影がそれです。オトリがかじられたりの被害が無いといいのですが・・・。(^^;)




日付平成12年9月2日(土)
場所漁協郡上漁協
河川長良川 / 吉田川
ポイント長良川:大和町西河橋下流 / 吉田川:町裏
時間11:45-12:30 / 14:00-18:00 (4.75時間)
水況水位長良川:+10センチ、吉田川:平水
水温長良川:22.8℃(11:45)、吉田川:21.3℃(14:00)、21.8℃(18:00)
にごり長良川:ささ濁り→濁り強い、吉田川:無し
アカ付き共にアカ古い
天気晴れ時々曇り、一時俄雨
釣果匹数0匹 (ボウズ)
サイズ-
総重量-
平均-
1匹目-
ペース0.00匹/時間
仕掛け竿Daiwa VS銀影競技T中硬々95MG
空中糸ナイロン08 ダブル&シングル遊動式
水中糸テクミー009 4メートル つまみ糸03 30センチ
将鱗あゆ競技02 3メートル つまみ糸025 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6.5ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 (15センチ固定)
掛け鈎がまかつ新改良トンボ7.5号 3本錨 ハリス1号
 
オモリ・背鈎スライド背鈎
オトリ養殖2匹(@500円)、あとから天然1匹

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2000-09-02 (2000-09-04)