平成12年釣行記(8月24日)

西河橋下流

昨日は中日スポーツを見て大ショック。今日入ろうかと思っていた漁協前の記事が載っていました。一気に混雑することはないでしょうが、パスしていつもの西河橋へ向かいました。加藤オトリ店の前の平瀬の石は良い感じで、鮎がギラギラしているのも見られます。しかし釣り人は少なく、見える範囲で3人しかいませんでした。

9時のスタートで水温は21℃。昨夜はからっとしていて小涼しかったので、こちらも夜は気温が下がる様です。低水温で朝イチの平瀬はどうかと思いましたが、軽く探って掛からなかったので右岸側の瀬に向かいました。前回、Nさんが良く掛けていた瀬脇や対岸の辺地を狙います。瀬脇の窪みでグリグリしたのですが、水中でバレてしまった様でした。アカ腐れしているので底が黒く見える所と明るく見える所を中心に探って行きますが全然ダメ。水温が下がって追いが悪いのかと思って2時間半ほどかけて探ったのですが、掛からなかったので上みの平瀬に移動しました。こちらも時間をかけてめぼしいポイントをいろいろ探ったのですがサッパリ掛かりません。正午前ぐらいから釣り人が増えてきたのですが、数人を除いてほとんど掛かっていませんし、水温も高くなり夕方も期待できませんのでついに場所変えすることにしました。


吉田川町裏

途中、自然園前の上みの瀬を覗いたのですが石の色が悪いうえに専用区の上限には瀬張り(ソジ)が張ってありパスです。漁協前に向かうつもりで車を走らせたのですが、吉田川はどうかと寄ってみました。堤防から双眼鏡で川を覗くと、辺地では大きな鮎がアカを喰んでいます。追い合いしているのは見られませんでしたが、あの感じなら深みの回りでは掛かるだろうとここで竿出しすることにしました。

オトリを買い足して15時のスタートです、。水温は24℃で良い感じ。深みの回りの平坦になった所から泳がせます。サーッと泳いで行って掛かるのを期待したのですが、そうはいきませんでした。徐々に沖へ出て行くと、対岸の釣り人は2連発です。掛かったのは底石が明るく見える所です。こちらもそんな所を探りながら釣り遡り、流心脇の窪みで口掛かりで掛かったのですが空中分解。その後はさっぱりアタリも無く、本筋回りはダメな様です。そんな時、辺地を歩くと鮎が走り回っていたことを思い出しました。早速沖めに出て、岸向きで辺地の良さそうなポイントを狙います。流れの筋へオトリを引き入れ、しばらくすると目印が走ったのですがケラレてしまいました。鈎を交換して再び先ほどの筋へオトリを誘導します。鈎が底掛かりするので、オトリをチョイチョイと引っ張っているとダダーンとアタリ。型は19センチほどで、丸々と太って全くの釣り残しといった感じでした。抜いた時に掛かり鮎が石に当たって冷やりとしましたが、やれやれ、やっと起死回生です。(^_^;) さあこれからと、オトリを交換して今掛かったすぐ下もの絞り込みに送りました。少し持ち上げて探ると下もへ一気に走る激しいアタリ。今のオトリの大きさにしては糸が細目です。無理に引き合うとオトリ共々失うことになるので、遊ばせ気味にしていると流心に走られてしまいました。これはヤバイと従いて降りますが石がゴロゴロのうえにつるつる滑り、その走り難いこと。恥も外聞もありません。ヨロヨロ転びながらも何とかたるみに寄せて取り込みました。後で計ったら22センチでしたが、辺地にこんなのが居るのかと思うぐらいの大きさです。おまけに鈎が背中にチョンと乗っているだけで、よく身切れしなかったと冷や冷やもんでした。(^_^;) その後も辺地の流れで連発したのですが、根掛かりしてポイントを潰してしまいました。比較的探り易い辺地が無くなってしまったものの、下ものトロ場が空いてきたのでそちらへ移動しました。


下流部のトロ場

このポイントは、いつもビッチリ攻められているので入れ掛かりは難しいでしょうが、まずは石が荒くなった波立ちから始めます。上みへ遡り切ったら引き戻すというスタイルで探っていると目印が流れました。ようやく来たといった感じで、ここでの1匹目は思ったより時間がかかりました。型も小ぶりで、さすがに攻め込まれている様です。その後もボツボツ掛かり、もっとやりたい気持ちでしたが切りが無いうえに目印も見難くなったので18時半に納竿としました。

それとこのトロ場での掛かりですが、元気なオトリがスーッと泳いで行ってもダメで、糸フケの関係でなにかもたもたしているなと言った感じの時に良く掛かりました。オトリが元気なら、少し太目の糸で糸フケを多めにすれば再現できるように思います。


本日の釣果

今日はあまり釣れた気がしなかったので5匹ぐらいかと思ったのですが、引き舟から出して数えると運動会の玉入れの如く未だ入っているといったふうに9匹も出て来て、自分で釣ったのですから当り前といえば当たり前でも良く釣れたなあと意外な感じがしました。吉田川では辺地狙いが上手くいってバッチリ起死回生したのですが、水面から出ている大きな石の間の流れは大変攻め難く、奥まった筋のポイントはもっと釣り難いので多分ほとんど手付かずだろうと思います。今度入る時は石ずれ防止用に太糸で、手尻をつめて空中輸送で攻めてみたいです。それと掛け鈎ですが、鈎ケースに太ハリスのが入っていたので使ったところ、うまく当たりました。号数とハリスの太さの組み合わせはほとんど一通りしか持ち合わせていないのですが、太いハリスの組み合わせも少し用意しておくと良いと思いました。

また西河橋では、自分がしばしばやる失敗、”実際は釣れていないのに、釣れそうなだけで粘る“パターンをやってしまいましたが、他の釣り人も全体には余り掛かっていなかったので、もっと早めに切り上げるべきでした。吉田川へ早く移動していれば、釣果が伸びた可能性もあるので少々残念です。思い起こせば朝一番で川を見た時に石が薄っすら曇っていた様にも思いますが、結果からすると気が付かなかったと言えます。薄く曇っていたかもしれませんが、全体にはいかにも良い感じの色に思えたので、すっかり惑わされてしまいました。絶対的な石の色を見分けられるようになりたいです。さすがの西河橋も魚影が薄くなっている様で、増水して一時的にも追い気が出なければほぼ終わりだと思いました。


起死回生の辺地

掛かったのはこんな感じの辺地ですが、砂利に大きな飛び石です。町裏にはこんなポイントが所々ありますが、段々でもっと細い流れも多く、多分鮎が残っているだろうと思います。岸ぎりぎり狙いは、沖を探った後に川の中から釣った方が釣り易いのですが、川が狭いと混雑する時は対岸の釣り人に迷惑が掛かるので兼ね合いが難しいです。


8月26日追記 8月24日の八幡の最低気温は18.3℃で、前日より3.6℃、前々日からは4.9℃も下がった。それにつれて水温も急に低下したため、鮎が移動した可能性が考えられます。


日付平成12年8月24日(木)
場所漁協郡上漁協
河川長良川 / 吉田川
ポイント長良川:西河橋下流 / 吉田川:町裏
時間9:00-14:00 / 15:00-18:30 (8.5時間)
水況水位長良川、吉田川共に−20センチ
水温長良川:21.0℃(9:00)、23.2℃(11:00)、25.3℃(14:00)
吉田川:24.0℃(15:00)、23.3℃(18:00)
にごり長良川、吉田川共に無し
アカ付き長良川、吉田川共にアカ腐れ
天気晴れ
釣果匹数9匹
サイズ15-22センチ (最大は100グラム)
総重量500グラム
平均17センチ
1匹目340分
ペース1.06匹/時間
仕掛け竿Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV
空中糸ナイロン06 ダブル&シングル遊動式
水中糸長良川:テクミー009 4メートル つまみ糸03 30センチ
吉田川:将鱗あゆ競技0175 3メートル つまみ糸025 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6.5ミリ
ハナカンハリス ナイロン06 (13センチ固定)
掛け鈎オーナー先掛け7.5号 3本錨 ハリス1.5号
がまかつ新改良トンボ7号 3本錨 ハリス0.8号
オモリ・背鈎スライド背鈎
オトリ養殖1匹(@500円)、追加天然1匹(@600円)

このページはここで終わり

↑ページの先頭へ

[ 戻る | Index ]

Yoshihiro Sogabe in Gifu 2000-08-24 (2000-08-26)