平成14年釣行記(9月22日)

今日は遠征というほどではありませんが九頭竜川へ行くことにしました。NZさんと岐阜を6時に出発。羽島から高速で福井北へ。二人とも九頭竜はほとんど初めてということで、ポイントの案内をお願いしたUさんと9時にインターで待ち合わせました。


高橋砂利

挨拶もそこそこに案内してくださったのは福井北インターから上流へ10分ほどの“高橋砂利”というポイント。一面平瀬で釣り人はざっと見50人ぐらいですがコロガシの人が半分ぐらいを占めています。おまけに友釣りは肩身が狭く、流心はコロガシ独占状態でした。Uさんが前日、オトリを確保しておいて下さったのを受け取りスタートです。

手前の白波から探ります。濁りでよく分からなかったのですがかなり浅くガラ石底です。徐々に沖へ出て、深くなった所も差してみましたが掛かりそうにありません。対岸で時々竿が曲がっているので、川通ししながらハミ跡を探しました。歩き回って瀬落ちの深みは石が大きいのを足の感触で確認。少し泳がせましたがダメでした。


良く掛かったトロ場の開きと小さな瀬

更にハミ跡を探して歩きます。写真の小さな瀬ですがトロ場の開きに大石があり、すぐにも掛かりそうなハミ跡が数個とややぼやけたハミ跡も数個あるのを発見しました。近くに底藻が生えていて攻め難そうですが、付近の浅場のハミ具合を確認したところまあまあいけそうです。それで泳がせることしばし。目印に変化があり、ゴミにでも引っ掛かったかなと思っているとスー、ダダーン!やっと来ました18センチ。さあこれからと思ったら後ろから声をかけられ、川巡りの人です。しかし日釣り券を忘れたの気付き、待ってもらって車まで取りに行きました。

やっと戻って再開です。出してすぐ掛かったのですが、オトリの鼻を飛ばされていました。トロ場の開きと瀬頭付近でコンスタントに掛かり、こんな釣りなら楽で良いと意気揚々です。しかしさすがに5,6匹で掛かりが止まりました。少し移動して1匹追加。正午になり食事に上がりました。結局ここでは8匹掛けのオトリを飛ばされてマイナス1匹で釣果は7匹でした。

他の釣り人もトロ場っぽいポイントでは良く掛かっていました。波が小さな白波は石が小さく、深みでも流れにうねりがある感じの場所は大きい石が入っていました。思い返せば大体どこの川でも同じ傾向なので、濁っていても底石の大きさの見当を付けられそうです。ひとつ勉強になりました。また1回の追いでは掛からない様で、ワンツーかワンツースリーで掛かる感じ。居ればすぐに反応があるので素直で釣りやすかったです。


飯島ポイント

食事の後、上流へ10分ほど行った“飯島”というポイントへ移動しました。ここは先ほどのポイントと違って瀬の落差があり、27,8センチも出るとかで竿を強めに持ち変えました。中洲でいくつかに分岐していて全体の見通しが利きません。Uさんに従いて行こうと思ったのですがデジカメがバッテリー切れで、いじっているうちにはぐれてしまいました。

下もへ降ろうとしたのですが大淵に行く手を阻まれ断念。迂回して細い分流へ出ました。流れはマズマズですがハミ跡はほとんどありません。それでも良さそうなポイントを探り、やっと掛かったと思ったらコロガシの仕掛けに絡まってしまいました。2匹が水中でヒラヒラしているので、急いで回収に向かったのですが切れてしまいました。敢え無くマイナス1。瀬肩も見てみましたがハミ跡は少なく難しい感じ。長手尻で泳がせましたが、風で竿と仕掛けが煽られて掛けられませんでした。

近くで釣っていたNZさんにオトリを借りて続けましたがダメ。ついにオトリ缶からオトリを補給して頑張りましたが時既に遅し。納竿となりました。ここではマイナス1匹で本日の釣果は6匹。UさんとNZさんは共に8匹ずつでした。


本日の釣果(3人分)

九頭竜川は釣れている川ですし、魚影はすこぶる濃くて釣れそうなだけにこの釣果では釈然としませんでしたが、さすが九頭竜といった感じです。コロガシの影響はほとんど無いと聞いていてもドボンドボンやられては気になるので、どうしても付近を避けてしまいます。2つ目のポイントでは瀬が強そうで底も見えないので、川通しをためらったのも相まって釣り歩けませんでした。上流にも瀬があったので行ってみればよかったと思います。気が小さいのが禍したようです。10年以上前、友釣りを始めた頃には足繁く通ったのですが久々で、来シーズンは7月か8月に行ってみたいと思います。たまには違った川に入るのは良い経験になります。ポイントを案内してくださったUさん、オトリ鮎も確保して頂いてありがとうございました。クラブの方もお二人ご一緒でしたが、お世話になりました。

それから今日は、掛かってから水中糸に絡まってダンゴになりかけが2回もありました。ハミ跡探しで歩いている時に野鮎が逃げて行くのを何度か見かけましたが、水面近くに黒い影を落として走ります。水が澄んでいる時は底を這って走るのに、濁っているせいか一度水面に向かって浮き上がるようです。長良でも何度か目撃していますし同行の方が、「今日はケラレて鈎合わせが難しかった」とも言ってみえたので濁りがある時はオモリが有利のように思います。また天然遡上の特徴でしょうか、オトリが突進するような泳ぎをするのが印象的でした。

釣果の画像はUさんとNZさんと私の3人分で、オトリとして使った天然が6匹含まれています。




日付平成14年9月22日(日曜日)
場所漁協九頭竜川中部漁協(日釣り3,000円)
河川九頭竜川
ポイント高橋砂利 / 飯島
時間9:30-12:00 / 13:00-16:30 (6.00時間)
水況水位平水
水温19.0℃(9:30、12:00) / 19.5℃(13:30)、19.1℃(16:00)
にごりささ濁り
アカ付き古い
天気曇り
釣果匹数6匹
サイズ13−21.5センチ
総重量未計測
平均18センチ
1匹目50分 / --分 (通算 50分)
ペース1.00匹/時間
仕掛け竿Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV
/ Daiwa VS銀影競技T中硬々95MG
空中糸ナイロン08 ダブル&シングル遊動式
水中糸テクミー014 3メートル つまみ糸04 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6.5ミリ
ハナカンハリス ナイロン1.2号 (17センチ固定)
掛け鈎がまかつ 新改良トンボ7号3本錨 ハリス0.8号
がまかつ がまキツネ7.5号3本錨 ハリス1号
オモリ・背鈎ごくらく背鈎18ミリ
オトリ天然2匹(Uさんからもらい受け)

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2002-09-24