平成14年釣行記(7月21日)

下白金専用区

長良本流の水はだいぶん引きましたが、濁りが収まるのは遅いようです。やはり今回も津保川シリーズと、下白金へ向かいました。日曜日とあってかなり混んでいます。数えると50人ほど。下見をしていると声を掛けられました。誰かと思えば、みの淡水魚さんや釣り場でよく顔を会わせるFJさんです。鮎釣り談義に花が咲き、30分ほどの長居をしましたが他も見て回りたいので下白金を後にしました。

余談ですが、これはFJさんとも同じ見解で今日もまた多くの人は釣れそうなポイントに立ち込んでしまっています。中には石が黒い所に立って右岸の白い所を攻めている人も居たりします。この様子を見て思ったのですが、前回の釣行の結果からすると強烈な竿抜け(例えば逆差しで右岸の辺地を狙う人は一人もいない)がいくつも出来ることになります。混雑ポイントでも見込みを付けたら、オトリを出す前に細かく見て回って竿抜けを丹念に攻め、夕方空いたら場所を休ませて、立ち込まれていた良さそうなポイントを攻めるというやり方が出来そうに思いました。


長瀬オトリ店前降り場より上流方向

肥田瀬はパスして、津保川漁協区へ。道路地図に載っている橋や県道から川が見える所で車を止めては観察です。どこかで一度竿を出してみたいと思っていたのですが、どこも砂利に埋もれていてこれはというポイントを見つけられません。結局、下もから多良木橋までを2時間以上かけて見て回り、長瀬オトリ店前に入ることにしました。


すぐに掛かった瀬肩

まずは大体抜けていそうな辺地からで、アカ付きも良い感じ。写真のポイントへオトリを送り出すとシャッ!一発です。抜こうと思ったのですが型が良いらしく抜けません。大事を取って降り、寄せます。やり取りして、いつも通りハナカンハリスを水中で摘んだらプツッ。バレてしまいました。ハリス切れかと思ったら身切れでした。戻って、もう一つか二つ居ないかと探ったのですが居ませんでした。


1匹掛かったポイント

少し上みが良さそうなのですが、人が入っていて出来ません。少しずつ引いていたのですがなかなか掛からず、写真の平瀬でオトリを対岸へ走らせたらやっと掛かりました。時計を見ると1時間以上経過しています。おまけに掛かり鮎は口曲がりのうえ、頭が大きく痩せ気味。いってみれば“出がらし”の感じでした。付近を軽く探って、上みが空いたので移動しましたが手応え無し。掛かりそうもないので場所変えすることにしました。ここでは1匹。他の釣り人は近くに3人で、自分が居る間には2つか3つ掛かっていました。


橋直の急瀬

下見でチェックしていた鮎登里橋(あゆとりばし)へ向かうと、いちばん期待の橋直下の急瀬には人が入っています(写真の釣り人)。残念ですが仕方がありません。声を掛けて通してもらおうとすると、この付近で5,6匹掛かったと話してくださいました。「やっぱりな」 見立ては良かったのですが、下見のやり方が良くなかったと反省しました。


よく跳ねていた深み

どこか良さそうなポイントはないかと降りながら探します。まずはザラ瀬の波立ちに目を付けたのですが、よく見ると足元の掘れ込みの方が石が大きいのに気が付き狙いを変更です。最初は天然で出たのですが弱くてダメ。サラの養太君で泳がせていると付近で鮎が跳ねだしました。至る所でよく跳ねるのに掛かりません。そうこうしていると皮肉にも根掛かりです。ポイントを潰すことになりますが仕方がありません。根掛かり外しに行くと意外に深く、目印が低すぎることに気が付きました。

根掛かり外しに入っても、それほど離れていない所では未だ跳ねているので、目印を高くして狙ってみました。今度は滑らかな動きで、いかにも掛かりそうな感じだと思っているとチューッ!やっと来ました。移動しながら探り、今度はひとまわり大きい型21センチ。時計は18時前で鮎も白いので、入れ掛かりはなさそうですが未だ少しは掛かりそうです。そう思っていると携帯が鳴り、通話中に掛かったのですがプッツン、セットバラシでした。調子が出始めて少々後ろ髪を引かれる思いでしたが、用事が出来てそのまま納竿としました。ここでは2匹掛けのロスト1で残数は1でした。


本日の釣果

今日は暑い中をあちこち見て回りましたが、いつもならいけそうなレベルのポイントでは竿出しするのに、初めてということで“これは!”というポイントを探しに行き、結果的に期待できるポイントは他の釣り人に竿出しされてしまいました。高水温の時は特にそうですが、次のポイントがなかなか見つからないとオトリ缶の中に掛かり鮎を長時間入れておくことになり弱ってしまうことが気になるので、段取り良くするために最初に数箇所良さそうな場所を見つけてから竿出しとか、時間が掛かるリスクを避けるために場所変えをためらうとかが少なからずありました。今日の失敗を振り返って、入ったポイントで順調に掛かれば場所変えする必要はないので、ある程度見込めるポイントなら入ったほうがいいと思いました。釣果は冴えませんでしたが、沢山下見したことで良い経験になりました。

それと下白金でFJさんから伺ったのですが、FJさんは例年ですとこの時期既に結構な金額を鮎で稼いでおられるそうですが今シーズンは例年の6割そこそことか。増水で竿が出せなかったり鮎が安かったこともあるが、やはり釣れなかったそうです。また浅場の思わず唸る攻め方を教えていただいたので、そのうち試してみたいと思います。それにしてもこのFJさんは凄い。




日付平成14年7月21日(日曜日)
場所漁協津保川漁協(日釣り2,000円)
河川津保川
ポイント長瀬オトリ店前 / 鮎登里橋(あゆとりばし)下流
時間13:45-1600 / 16:45-18:00 (3.50時間)
水況水位やや高い→平水
水温22.0℃(13:45)、23.0℃(16:00) / 23.2℃(16:45)、23.0℃(18:00)
にごり無し
アカ付き新アカ付き始め / 新アカ付く
天気晴れ
釣果匹数2匹
サイズ16.5−20センチ
総重量110グラム
平均18センチ
1匹目80分 / 45分 (通算 80分)
ペース0.57匹/時間
仕掛け竿Daiwa HX瀬音中硬々81SK
空中糸ナイロン06 ダブル&シングル遊動式
水中糸テクミー009 3メートル つまみ糸03 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 (15センチ固定)
掛け鈎がまかつ がまキツネ8号3本錨 ハリス1.2号
がまかつ 新改良トンボ7.5号3本錨 ハリス1号
オモリ・背鈎ごくらく背鈎18ミリ
オトリ養殖3匹(@500円、1匹はおまけ)

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2002-07-22