平成14年釣行記(7月3日)

先日の降雨で少しは水が出たので、これでいけるのではと出掛けました。行きがけに、みの淡水魚さんへ寄ると「(水が出たのに)意外に釣れていない、いつも15か20の人も昨日は4つ」だそうです。上みへ遡って移動してしまったのか、深みに居るのが散らばったからなのか。そんなことを思い巡らしながら車を走らせました。


相戸美並橋上流

今日はもっと上流でと思っていたのですが、ここ美並橋上流は6月15日の増水で石が少し荒くなった様に見えたので、試してみたいと思っていたポイントです。釣り人は10人ほどで割りと賑わっているようです。上から見ると砂が入り込んでいる様で石も曇り加減ですが、手前にやや明るめの石の筋も見られます。とりあえずここでやってみることにしました。

手前の筋を逆差しで探りますがアタリ無し。底が暗い所や掘れ込み、ザラ瀬の白波など目ぼしいポイントを探ってみましたが全然です。お一人は下もの方を拾い釣りで時折掛けておられる様ですが、小さくて白っぽい感じ。他の人はサッパリみたいです。砂も多いし、これでは期待出来そうもないので他を探しに向かいました。


五町の瀬

ここは先シーズンに何度も入ったポイントです。渇水時には、波立ちが始まる辺りはピカピカの石が見られたのに今日は全体に曇り石。それでも前回に見た時よりは全体に良さそうです。オトリを1匹追加して、竿出しすることにしました。

先シーズンは鮎が走ったのに今日はほとんど見られません。どこから始めようかとポイントを探していると、馬の背になった辺りで鮎が跳ねます。まずはそこから始めました。


1匹掛かったポイント

泳ぎは良いのですが気配がありません。5メートルも泳げばスコーンと来そうなもの。掘れ込みやら石裏も探ってみましたがサッパリでした。

岸寄りの深みはどうかと写真のポイントへオトリを引き入れます。張らず緩めずにしているとギラギラ、しばらくして目印が走りやっと掛かりました。取り込んでみると白っぽい鮎で、やや痩せ気味。成魚放流かも知れませんが、あまり釣れる感じではありません。しかし、しばらくすると鮎が至る所でヒャッヒャッと喰み始めました。ハミ時になったのかもしれないと思い期待しますが全然です。掛かり鮎もしばらくは良かったのですが、30分も経たないうちに落ち着かなくなってしまいました。寄せると体が堅くなっているうえに口パク状態です。得てしてギラギラしている時は掛からないもの。下もの方まで探ってみたもののそれっきりでした。ここもダメだと場所変えです。


下万場橋下流

掛かり鮎はクーラー行き。所々で車を降りて見てみたのですがもうひとつ。今日の予定と思っていた下万場橋下流へ来ると、何だか根掛かりが多発しそうなガタガタの底です。しかし不思議と辺地も泥被りではありません。真っ黒ではありますが、深みが良い様に思えたので竿出しすることにしました。


良く掛かった瀬脇

辺地を歩くと型は小さいながらもかなりの鮎が走ります。オトリが元気ならチャラ瀬の拾い釣りも出来る感じでした。写真の様なプールみたいな瀬脇は大体竿抜けしているので、まずはここから始めることにします。オトリをあやしながら送りますが、流れの筋はチョッと辛そうです。深みを探るのは無理と見て石の頭の鏡に引き入れました。すぐにアタリが有り、ビリサイズながらGet。次もすぐ掛かりこれでようやく復活です。この調子ならすぐに来るだろうと思ったのですが3匹目はなかなか来ません。やっとアタリが出たのですが、サカバリが外れただけ。どうも変です。鈎を8号に替え、オトリをなるべく動かさないようにしているとしばらくして掛かりました。

「止めたほうが良いのか?」石の脇へオトリを引き入れ、やや張り気味にしていると一発です。これで確定。泳がせた方が良いと思い、ナイロンで出たのですがターボに張替えました。さすがに良く沈み、それからは順調な掛かりになりました。そこで試しに鈎を8.5号にすると、顔回りが多いものの掛かりが早くなった感じでした。

同じ流れの筋で良く掛かったのですが、17時前ぐらいでアタリが遠退きました。その後は目ぼしいポイントを探りながら粘り、数匹追加して18時半に納竿としました。


本日の釣果

引き舟には10匹ぐらいだろうと思っていたのですが、開けてみると13匹で結構釣れたものだと驚きました。型は小さいながらも良く掛かりますし、鮎が走るのでこの付近の魚影は濃いと思います。ただ根掛かりし易い底なのが難点です。また釜淵橋の上みや名皿部橋付近もマズマズに見えましたので、白鳥はどうなのか分かりませんが、上流に行くほど好調なのかなぁといった印象です。

今日は3箇所目にしてやっと復活しましたが、結果から見れば今日の釣行は今まで釣果が延びなかった原因を如実に反映したものとなりました。それは掛かる鮎が少ないのにしつこく探り過ぎていたことです。今までも掛からない場所に時間を費やし過ぎると思ってはいましたしページにも書いたのですが、思っているだけでその事実を漫然と受け止めていました。鮎が居る場所では程なく掛かっているのですから、釣れそうだからと言う理由でいつまでも探り続けることが結果として釣果が伸びない原因だったのです。5月6月のまとめで、努力目標として1日2箇所以上場所変えすることにしましたが、それに付け加えて開始後1時間で一応区切りをつけ、続けるか上がるかを決めることも自分としてのルールにしたいと思います。

それと今日も、アタリがあっても鈎掛りしない事が何度かありました。鈎を大きくすることで解決したわけですが、今までの選択基準では不都合な様です。特に止めを意識した操作をしているときは顕著で、ひと号柄かふた号柄大きい鈎が必要に感じました。6月18日の立花でも、掛かり所から8.5号が欲しいと思ったのですがポケットに無かったので、以後は数本持ち歩いていて今日は効果を発揮しました。いつでもケラレは時々起きますが、今シーズンに入ってからは「またか」と思うほど頻繁に発生しています。オトリを止めるとか張らず緩めずの操作をする頻度が多くなったからだと思いますが、それによって今のところ釣果が伸びているのですから、やはり理にかなっているのだと思います。この分では9号を持っていても良いぐらいに思っていますが、あの程度の流れで8.5号では激流だと10号とかを必要とするのは当然だとうなづけます。


なお今回の釣行記録からは、1匹目を掛けるのに要した時間の集計を各ポイント毎(or時間の区切り毎)とその日の1匹目(通算)を分けて集計することにしました。ポイント毎については、養殖オトリと天然オトリとでの差が有るとは思いますが、各ポイントや時間帯の釣れやすさの目安にはなるだろうと思ったからです。ページをご覧いただいている方にはあまり関心ないかもしれませんが、参考までに説明を載せておきます。




日付平成14年7月3日(水曜日)
場所漁協郡上漁協
河川長良川
ポイント相戸美並橋上流 / 五町の瀬 / 下万場橋下流
時間10:00-11:00 / 11:45-14:00 / 15:15-18:30 (6.5時間)
水況水位美並橋上流:平水 / 五町、下万場:−10センチ
水温18.0℃(10:00) / 19.0℃(11:45)、20.2℃(14:00) / 19.8℃(15:15)、20.9℃(18:30)
にごり無し
アカ付き普通 / 普通 / 古い
天気曇り一時晴れ
釣果匹数14匹
サイズ11.5−18.5センチ
総重量未計測
平均16センチ
1匹目-- / 25分 / 10分 (通算 85分)
ペース2.15匹/時間
仕掛け竿相戸:Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV
五町、下万場:Daiwa VS銀影競技F中硬95MV
空中糸ナイロン06 ダブル&シングル遊動式
水中糸ターボV005 3メートル つまみ糸025 30センチ
将鱗あゆ競技015 3メートル つまみ糸025 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 (15センチ固定)
掛け鈎がまかつ 新改良トンボ8.5号3本錨 ハリス1.5号
がまかつ 新改良トンボ8号3本錨 ハリス1.2号
オモリ・背鈎ごくらく背鈎18ミリ
オトリ養殖3匹(スタート2匹、追加1匹@500円)

このページはここで終わり

↑ページの先頭へ

[ 戻る | Index ]

Yoshihiro Sogabe in Gifu 2002-07-04