平成14年釣行記(6月30日)

前回の釣行で中央では良さそうな場所が無くなった感じがしたので、渇水で難儀するかもしれませんが郡上へ向かいました。日曜日なのに本流も吉田川もガラガラ。まずは五町をのぞきました。

橋の下流の早瀬は水深はあるものの流心も辺地も曇り石。橋の上みへ来ると、瀬の波立ちが始まる辺りの石の色はかなり良いのですが、いかんせん、浅い。やる所が無かったらここへ戻ることにして次へ向かいました。


道満の瀬

道満はどうかと見に行くと、下もには大きな深みがあるので可能性が有ります。上みまで見て回ると、ここも瀬の中央へ行くほど石の色は悪く、深みに近いほど良い感じです。上から双眼鏡で見ただけではよく分からなかったのですが、下へ降りて見てみると深みの辺地には良いアカがあります。流れの筋にもハミ石が見られるので、とりあえず竿出しすることにしました。

どこから竿出ししようかと平瀬を横切ると意外にハミ跡があります。しかしこれでは掛かっても夕方。適当なポイントが見つからなかったらパスするつもりで左岸側の流れへ向かいました。


最初に掛かった段々瀬

まずは上みの浅いトロ場が良さそうでしたので探ってみましたがウグイが1匹来たのみ。ポイントを探しながら降って、写真の場所へ来るとハエに混じって鮎が走ります。これはいけるかもと思い、流れの筋でオトリを泳がせているとスッ。はっきりしませんが目印が行ったり来たりで様子が変です。「エビかいな?」 寄せようと竿を立てるとオトリしか顔を出しません。やっと1匹目。慎重に引き抜いてGetしました。ヌルヌルの良いアカの鮎でしたが次はビリ。暫くして根掛かり外しに入ってしまったので、ポイント移動しました。


良く掛かった段々の棚

右岸側のトロ場でやってみましたが、強烈なアタリが1回あったのみで掛けられず。やはりゴロゴロ石が良いのかと、先ほどの段々へ戻りました。

途中、写真の場所で明るい石が有るのが目に付きました。鮎がひらを打っているのも見えます。たるみでユラユラしていると、暫くして明るい石の付近でギラギラ、ダーッ!見込み通りです。オトリが変わって、掛かりそうなポイントでポイポイと4連発。掛かりが遠退いたので移動しました。

最初に掛かった段々瀬の肩は竿を出していなかったのでやってみます。オトリが元気だと結果も早く、更に3匹入れ掛かりでした。


攻め残しのトロ場

トロ場の朝一はダメでしたが、やはり気になったので戻ってみると対岸の辺地にはハミ跡がはっきりしています。「これはいける」と送り出すと、グリグリ、ダーッ。一発です。次は目印が2メートルも吹っ飛ぶ強烈なアタリ。08のハリスがよく切れなかったと思い、寄せて取り込むと特サイズの良型でした。

前日は土曜日ですし、ミエミエのポイントですので竿が入っていても良いはずなのに釣り残しです。その後口掛かりで1匹バラしたものの良型を含む2匹追加。もう少し出そうでしたが、雨足が強くなったのとラストが心臓ズバリだったのでいったん上がることにしました。この時数えたところ13匹でした。


夕方攻めた平瀬

感じからしてここでは未だいけそうだったので続行です。食事の後は右岸寄りの流れをやってみることにしました。

底石の色が良くなる辺りから始め、釣り降って行きますが全然アタリ無し。さすがに攻め込まれています。やっと大石の裏で来たのですが、平均サイズでぬめりも多いのでスレてはいるものの鮎はそこそこ居るようでした。

その後はボツボツ掛かったのですが、17時頃から掛かりが遠退いてしまいました。粘って18時前に掛かったのを最後に納竿としましたが、上がって数えると19匹でした。探れば1匹ぐらいなら程なく掛かりそうでしたので、数を把握していれば延長して20にしたかったです。


本日の釣果

渇水で難儀するかと思ったのですが幸い、トロ場や段々の棚に攻め残しがあって、一時良いペースになりました。岸辺はドロドロですが深みや流れの当たる所には良いハミ跡が結構あります。釣り人も少なく天気も小雨程度で何とかもちこたえ、今日はピースピースです。(^_^)v 五町や下渡橋上流でもそうでしたが、瀬の真ん中へ行くほど石の色が悪く、上み下もの深みに近い部分は色が良いのでやはり狙い目は野鮎の補給源の近くですね。

今日は、段々瀬やその棚ではオトリが泳いで行く(動く)と掛からなかったのが止まっていると早く掛かる感じがしたのですが、平瀬やトロ場ではそうではなく、糸を張らず緩めずにしていてオトリが横に動くor動き出すとシュッと掛かる感じでした。これが上手く当たってくれたおかげで割りとペースを維持できたのだと思います。それと大きなトラブルも無く、抜いた時に石に当たってあわやポロリかと思われたこともありましたが、外れずに取り込めたなど憑いてもいました。不調な時は、上手く抜いたつもりでも手前に落ちてさようならですか(笑い)。


のぞき眼鏡

それと先日、根掛かり外しに使うと便利なのぞき眼鏡(水中眼鏡)の試作品を作ったので、今回の釣行で実際に使ってみました。

250mlのブリックパックを使ったもので、折りたたむとペッチャンコになります。外観は写真を参考にしていただくとして、結果から言うと携帯するには小さくて都合が良いのですが、この大きさでは視野が狭すぎて使い辛かったです。トロ場では充分実用になりますが早瀬では泡に阻まれて大変見難いのと、筐体に持つ部分が無いので水中糸を保持したまま流れに耐えてオトリを捕捉するはかなり困難でした。しかし改良次第で充分実用になると思います。次期バージョンの大きさは500mlの牛乳パックの予定です。

以前から自分でも、携帯出来るのぞき眼鏡があったらいいなァと思っていましたし、師匠にもチョッと頼まれたので実際に作ってみました。実用になる物が出来ましたら製作記事を載せたいと思います。この手の道具で、もっと優れたものを既に使っておられる方がお見えでしたらお手数ですが、ご一報下さるとありがたいです。




日付平成14年6月30日(日曜日)
場所漁協郡上漁協
河川長良川
ポイント道満(ドウマン)の瀬 (専用区)
時間9:15-14:15、15:00-17:45 (7.75時間)
水況水位−25センチ
水温18.0℃(9:15)、19.0℃(13:00、15:00、17:45)
にごり無し
アカ付きアカ腐れ気味
天気曇りのち雨
釣果匹数19匹
サイズ13−21センチ
総重量未計測
平均17センチ
1匹目40分 / 30分
ペース2.45匹/時間
仕掛け竿Daiwa VS銀影競技F中硬95MV
空中糸オーナープロ天上道糸0.3×4本編み ダブル&シングル遊動式
水中糸将鱗あゆ競技015 3メートル つまみ糸025 30センチ
テクミー009 3メートル つまみ糸03 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 (15センチ固定)
掛け鈎がまかつ がまキツネ7.5号3本錨 ハリス1号
がまかつ 新改良トンボ7.5号3本錨 ハリス1号
オモリ・背鈎ごくらく背鈎18ミリ
オトリ養殖2匹@400円

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2002-06-30 (2002-07-01)