平成14年釣行記(6月24日)

県道からポイント全景

先日15日の大増水以後、長良と板取の合流点には相当量の砂利が堆積しています。板取からは砂利が吐き出されて回復しているかもしれないので、良かったら入るつもりで見に行きました。中央管内の板取川全川にはそこそこ人が入っており、睦橋から上牧橋の間では時々竿が曲がるのも見られます。しかし、これはというほどの場所はありませんでしたので師匠が入っている立花小学校前へ向かいました。

立花小学校前もかなり減水しているものの、底石の色はまあまあ良い感じです。「ここで少しやってみないか」とのことでしたので、竿出しすることにしました。


ビリが掛かったポイント

師匠がさらえた後を養殖で出るのはかなり厳しいです。左岸側は既に竿が入っているだろうと手前の浅トロから始め、手尻をやや長くして送り出します。上みへ泳いで行ったのでそのまま泳がせるとマズマズの泳ぎです。大石付近を通過するときに、スパンと来て欲しいのですが期待外れ。沖の流れにも送ってみたのですが掛かりませんでした。

「今日はその辺はやっていないよ」とのことでしたので、写真のチャラ瀬に移動。石裏を中心に細かく攻め、瀬尻の掘れ込みへ送り込むとキラキラ。今シーズン最小と思われるようなビリですがやっと1匹です。開始30分ほどで一応ボウズは免れました。その後、目ぼしいポイントを探ったのですが全然ダメ。師匠も掛からないと見て、下渡橋上流へ場所変えすることにしました。


下渡橋上流(お墓の瀬)

ここは前回21日に右岸の県道から見たときは、以前よりもかなり白波が荒くなっていました。先日の増水の影響で川の様子が変化したようでしたので目を付けていたポイントです。

岸に立つと、思ったより砂が入っていて石も緑石。意外です。しかしテトラの前には石がゴロゴロ出始めています。師匠は下もの方へ、私は波立ちの変化のある辺りから始めました。


いくつか掛かった大石付近

手前から泳がせて行きます。泳ぎは良いのですがなかなか掛かりません。石が粗そうな筋へ引き入れ、上みへ遡りかけると目印が行ったり来たりし始めました。様子が変なので引き戻そうとするとオトリの背中がチョッと出るだけでどうやら掛かった様です。矯めて引き抜こうとするとピンッ!高切れです。つまみ糸の接着部分から切れたようでした。切れた弾みでおまつりしたので、テクミーに交換。写真の石裏へ送り込むとすぐに掛かりました。寄せて取り込み、次もすぐに掛かったのですが抜こうとしてプッツン。また高切れです。今度はテクミーを繋いだ所がトラブル。天然オトリ付きのセットバラシは痛かったです。

仕掛けを補修して養太君は数度目の登坂。掛かった筋を下もへ探って行くとしばらくして目印が走りました。二度もトラブルしているので、また切れやしないかとかなりの緊張です。今度は上手く引き抜き、なんとか緊張がほぐれました。

同じ筋を更に探って行き、やっと来たのですが掛かり鮎もザラつき気味で下もへ行くほどアカが悪い感じがします。スタートした場所より少し上みまで戻りました。その後3匹掛けることができ、18時前に納竿としました。


本日の釣果

今日はセットバラシを2回もやってしまい、あわやマイナスで終わりそうでしたが何とか復活しました。下渡橋上みは対岸の釣り人が3匹ほど良いペースで掛かっていましたし他の釣り人もボツボツ掛かっていましたので、型は小さ目ながらもポイントとして手堅い感じがしました。砂があって底は良いとは言えないながらも増水で起伏が戻ったようで、ここも回復しつつある感じです。立花は、あの干川であの面積に二人が入るにはやはりきつかったです。掛かるポイントは増水時と変わらないようでした。師匠は鮎政の付近で9匹、立花で7匹、下渡で5匹の計21匹でした。正味の竿出し時間は10時間あまりだったそうです。

中央の板取は、瀬は息を吹き返した感じがするもののトロ場や深みは埋まってしまっていますのでちょっと竿出しする気にはなれませんでした。睦橋から上流の瀬は所々に良い石の部分が現れているので、やる場所が無かったら竿出ししてもいいかと言った感じです。個人的な表現ではありますが『火傷の水ぶくれ』と言った印象です。思ったよりも軽傷、割と早く治りそう。ただひとつ気になるのは片知川で、薬品か除草剤でも流れたような一面真っ白でした。おおよそ川石には、アカが焼けた赤紫色や苔の緑色の部分が見られるのですが全然無し。あんな所に魚が居るのかといった感じでした。

なお数日前に、板取川上流漁協区にも群馬産が放流されていると小耳に挟んだので組合に確認したところ、やはり板取上流にも群馬産の鮎が放流されているとのこと。量は1.6トン、全域に万遍なく放流されているそうです。中日スポーツでも今シーズンは30匹前後の釣果でよく載っていますが、これで納得がいきました。馬瀬(上流)にも入っているそうですので、あちこちで群馬ブレイクのようです。




日付平成14年6月24日(月曜日)
場所漁協長良川中央漁協
河川長良川
ポイント立花小学校前 / 下渡橋上流(お墓の瀬)
時間12:45-14:15 / 15:00-17:45 (4.25時間)
水況水位−20センチ
水温21.0℃(12:45)、20.8℃(14:15) / 20.0℃(15:00)、19.9℃(18:00)
にごり共に無し
アカ付き普通
天気曇り一時雨
釣果匹数5匹
サイズ13−17センチ
総重量未計測
平均16センチ
1匹目35分 / 25分
ペース1.18匹/時間
仕掛け竿Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV
空中糸ナイロン06 ダブル&シングル遊動式
水中糸テクミー009 3メートル つまみ糸03 30センチ
将鱗あゆ競技015 3メートル つまみ糸025 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 (15センチ固定)
掛け鈎がまかつ 新改良トンボ8号3本錨 ハリス1.2号
がまかつ がまキツネ7.5号3本錨 ハリス1号
オモリ・背鈎ごくらく背鈎18ミリ
オトリ養殖3匹

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2002-06-24 (2002-06-25)