準備もしていないし釣れている話も聞かないので初釣行はもう少し先にと思っていたのですが、ここ数日の高気温に誘われて出掛けてしまいました。
途中の長良はどこもガラガラ。みの淡水魚さんへ入漁証を求めに立ち寄ると御主人開口一番、「曽我部さん、今年は釣れとらんわぃ。」 どれどれと天然鮎のキープしてある水槽を見てみると中が5、小が10、ビリが20ぐらいでかなりゆったり状態。やっと昨日(5月27日)少し入って来たとの事。う〜ん、新聞やらネットの情報どおりらしい。板取のほうが少しはマシだそうですが無難なところでと須原へ向かいました。
洲原橋の上から見ると見える範囲で釣り人は5人ぐらい。ハミ跡は薄い感じで野鮎の姿はちらりと見える程度。先シーズンの今頃は、橋の下に遡上鮎がたくさん見えたのに今シーズンは見られません。それでもどこら辺に付いていそうかと注意して見ると、瀬落ちの少し掘れた所の色は多少良さそうでした。
準備をしてポイントを探しながら歩きます。ハミ跡は無いかと見て回るのですが曇り石ばかり。水面に出いる部分にはハミ跡が残っているのですが、岩盤の頭に集中していて同じような高さの石の頭にはほとんど無し。ですので岩盤が良いのかなァと思い、まずは写真のポイントで竿出ししてみることにしました。
14時15分のスタートで水温は17℃。目の前の深みは岩盤ではあるのですが泥かぶりでハミ跡らしきものは見られません。ひょっとしてとは思ったものの、ひと通り探って15分で見切りました。
やはり石の色が良さそうなポイントが狙い目だろうと写真のポイントへ移動。ここもアタリ無し。チョビチョビと小さな鮎が跳ねるので居るらしいのですが、鈎に掛かりそうも無いサイズ。一発泳ぎで掛からないので次のポイントへ。
ポイントを探して移動しているとザラ瀬の少しの掘れ込みにやや大き目の石が並んでいるのを発見。色も良さそうなのでやってみます。
泳がせることしばし。わずかにブルブルッとして、目印が対岸へスーッと動いて行ったので「ムムッ!これは?」 竿に聞いてみると重い。やったかなと思ったのですが、鮎は掛からずエビでした。ただの勘違い。前に出ながら探ると今度は石の脇でキラキラ!釣れていない状況だけに、底石に引っかかってクネクネしただけにも見えたのですがギューッと走り、今度は掛かった様子。第1号。慎重に取り込もうと竿を立てるとダンゴです。抜くのは止めてジワジワ寄せたのですが3メートル先でパラリ。バラしてしまいました。仕方がない。失敗です。その後も掛かった筋を中心に探ったのですがダメですので移動しました。
ここはいかにも(掛かりそうな)ポイントですのでさらえられているでしょう。オトリを騙しだまし石裏へ送ります。そうこうしていると下もの釣り人が掛けられました。オトリと同サイズで17センチぐらい。掛かったのは対岸近くの白波の流れの様です。「なるほど。ああいう所でか」 オトリはあまり元気でないので張らず緩めず、やや弛ませて落ち着かせます。しばらくすると目印が浮いてオトリが流されている様子。竿を立てると下もへ走ります。「よっしゃ、これは来たぞ!」 竿がのされ気味なのと今日の掛け鈎は鈎先が短いので数歩降って慎重に引き抜きGet。マズマズの型で17センチあるか無し。ヤレヤレこれでボウズ脱出です。
これでいくつかは入れ掛かるだろうと思ったのですが無しのつぶて。真ん中はダメそうですので、強引に流れを横切らせ対岸の岩盤前のよどみへ送ります。オトリが馴染むと間もなく目印がシャッ!今度ははっきり分かるアタリ。体勢も充分で、引き抜きGet。と思ったのですが左へそれて水面にボチャン。幸い外れずに残っていたのでヤレヤレでした
対岸に近い所が抜けているらしいので下もへ降らせながら探ったのですが追加は1。アタリは遠退き18時までと粘って納竿間際にまさしく打ち止めの鮎、白い小さいのを追加して竿を収めました。
平日でガラガラですので二桁などと淡い期待をしたのですが、結果は何とかボウズ免れといった感じでした。毎シーズン釣れだすのは7月に入ってからですので、初釣行としてはまあこんなもんでしょうか。下もの釣り人も対岸に近い所で掛けられたみたいですので、川の真ん中は釣りさらえ済み、岸寄りの竿抜け探しといった感じです。
また今日は、オトリを動かすより止めて(意図的に止める操作をしたわけではないので、正確には〔止まっていた〕というのが正しい表現)おいた方が掛かりが良い感じがしました。今回は背鈎を使ったのですが、次回は小さいオモリでオトリを沈ませて止めてみようかとも思っています。
今日、川を歩いて気が付いた事があり、それは先シーズンにも増して大きな石が埋まっているにもかかわらずザラ瀬の底はしっかり締まってきていることです。先シーズンはザラ瀬の砂利を歩くと崩れて足が埋まっていく感じでしたが今シーズンはそんなことは無く、起伏は少ないものの底はしっかり締まっている感じでした。逆に国道側の掘れ込みの様に大きな石がある所は立つと足元に砂が舞って、先シーズンは鶉の卵大の砂利が目立ったのが、今度は砂が入り込んでいるといった感じでした。しかし川のあちこちで見られた砂溜まりはほとんど見かけませんでしたので、川の状況は回復傾向にある印象を強く受けました。警戒水位級(およそ3メートル高)の出水でもあればかなり良い状況になるだろうと推測するのですが、そうでなければ瀬の大石が埋まっている分、先シーズンにも増して野鮎の偏在化は進むだろうと予想します(釣れるポイントはいつもそこそこでも釣れ、そうでないポイントは下手するとサッパリ)。
私は浅いポイントの方が好きなので、そういうところで釣れだす7月に入ってからが楽しみです。長良は浅いポイントは空いているので、平日釣行と相まってウッシッシの年にならないかと期待しています。(笑い)
左は今シーズン5月28日、右は先シーズン6月2日。水位が30センチほども異なるので参考にしかなりませんが、左の今シーズンの写真で手前の波立ちが無い所の底は変化が少なくなっていて、”砂地に飛び石”のような感じになっているのに注目してください(益々埋まったという根拠)。
日付 | 平成14年5月28日(火曜日) | |
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場所 | 漁協 | 長良川中央漁協(年券7,500円) |
河川 | 長良川 | |
ポイント | 美濃市須原 洲原橋下流 | |
時間 | 14:15-18:00 (3.75時間) | |
水況 | 水位 | やや高い |
水温 | 17.0℃(14:15)、17.0℃(18:00) | |
にごり | 無し | |
アカ付き | やや古い | |
天気 | 晴れ | |
釣果 | 匹数 | 4匹 |
サイズ | 15−16.5センチ | |
総重量 | 未計測 | |
平均 | 15.5センチ | |
1匹目 | 150分 | |
ペース | 1.07匹/時間 | |
仕掛け | 竿 | Daiwa VS銀影競技F中硬95MV |
空中糸 | ナイロン06 ダブル&シングル遊動式 | |
水中糸 | テクミー009 つまみ糸025 30センチ | |
ハナカン周り | 自作泳がせハナカン6ミリ ハナカンハリス ナイロン06 (13センチ固定) |
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掛け鈎 | カツイチ 早がけキツネ7.5号3本錨 ハリス1号 | |
オモリ・背鈎 | ごくらく背鈎18ミリ | |
オトリ | 養殖2匹 |