平成12年釣行記(8月9日)

武儀川高野専用区

今日は郡上へでもと思ったのですが、大気が不安定で雷が発生し易いらしく郡上はパス。KNさんが高野の専用区でやるとのことでしたので行ってみました。さすがに人はパラパラで、先日の6日よりしっかりアカは付いています。右岸より攻めて左岸の際を攻めるパターンでいけそうです。私もここで竿出しすることにしました。浅いポイントでは細糸は難しいのですが、サッと泳がせばすぐ掛かるだろうとオトリは天然を1匹にしました。

9時15分のスタートです。さすがに天然は良く泳ぎます。15分ほどして対岸のKNさんが1匹目を掛けました。掘れ込んだ所ですので、浅い所には鮎が残っていないようです。トロ場の掘れ込みを探るのですが、こちらはなかなか掛かりません。オトリを引かない様に注意しているのですが、糸が細すぎてどうしても引っ張り気味になってしまううえに泳ぎもぎこちないので、ナイロンの0175に張り替えました。泳ぎはスムーズになったもののオトリもだんだん弱ってきて、糸を緩めると根掛かりするようになったのでトロ場では勝負にならないと上流の瀬へ移動しました。


最初に掛かったポイント

移動する時に瀬脇が目に止まり、いかにも釣れそうな感じ。野鮎を驚かせない様にそっと近づき、オトリを送り出します。オトリがゆらゆら出て行くとキラキラ!波間にグリグリしているのが見え、やっと掛かった様です。目印が走るのを待ったのですが、グリグリ流れるだけです。浅掛りですとマズいので慎重に矯め、グッと引き抜きGet。時計を見ると10時45分、18センチぐらいで真っ黄々の背掛りです。これは竿抜けだなと送り出して3匹入れ掛かりでした。ラストは打ち止めの鮎でしたので周囲を軽く探り、ビリサイズを1匹追加してポイント移動です。

元気なオトリになったので、先ほどのスタートオトリで掛からなかった所を攻め直しに行きました。掘れ込んでいる所を重点的におさらいのつもりで探ったのですが、1匹掛かったのみでしたので鮎は薄かったみたいです。


釣り残しの分流

正午を回った頃また上流へ戻り、右岸側の分流は前回、小さいながらも良く掛かっていたようなので、どんなものかと見に行ってみると鮎が走っています。これはすぐ掛かるだろうと送り出すとシャッ!流れの向こう際で一発です。また上みに泳がせてビュッ、あとは手前に何匹か居るようなのですが川幅が狭いうえに浅くて攻められません。遠巻きに対岸へ回り、辺地を狙って1匹追加しました。まだ残っているようでしたが、根掛かりしてポイントを潰してしまったので他へ移動しました。


他の釣り人が、入れ掛かりしていたポイント

左岸側に渡り、いつも良く掛かるガタガタの所を探ったのですが今日はほとんど掛からず。下へ釣り降って、KNさんの弟さんの上みで掛かりました。弟さんに「釣れましたか?」と尋ねると全然とのこと。養太君では難しいでしょうと手持ちの野鮎を差し上げました。弟さんは上みに移動するそうなので、その後を釣らせてもらい2匹追加しました。朝からずっとそこで粘っておられたので、いくつか残っていました。弟さんによると、下もの釣り人はかなりの数を掛けているとのこと。良く掛けるなあと思って見ていたのですが、30メートルぐらいの間を行ったり来たりして釣っておられます。その釣り人が下もの方へ移動された時に、早速そこへ入って探ってみました。

手前では掛からなかったのですが流心の向こう側で掛かり、その後もボツボツ掛って来ます。一時は入れ掛かりになったのですが、16時を回った頃パッタリ掛らなくなってしまいました。速い泳ぎにしたらかかるかもと思い、再びテクミーの009に張り替えます。サーッと速く泳ぐと掛るようになったのですが、もうひとつペースは上がりませんでした。16時半頃入れ掛かりの釣り人が納竿されたので広く探り、結局この辺りで10匹ほど掛け、17時45分に納竿としました。


本日の釣果

前回8月6日にやった時は納得した釣りが出来なかったので再度ここへ入ったのですが、今回は自分としては割と上手く釣れたと思います。最初はなかなか掛らず、あわやオトリ買い足しかと思われたのですが、何とか1匹目を掛けることが出来ました。やはり浅くて緩いポイントはナイロンである程度太さが無いと難しかったです。今日は人が少なく移動が容易だったことも幸いして数は出たものの、平水になって日にちが経っているので型は小さかったです。専用区いちばん上流の荒瀬と、いちばん下流のテトラが有るトロ場には入っていないので、またの機会にやってみたいと思います。

また、下ものトロ瀬でやっておられた方は午後から掛かり詰めで、見たところ40以上、ひょっとすると50匹ぐらい掛っていたかもしれません。30メートルほどの間を釣り返して稼いでおられ、掛る所は口、エラ、腹とバラバラでもあらゆる所に掛かるといった様子で、型は平均して小ぶりでした。糸は風のなびき方からするとターボVらしく、号数は推定007、釣り方は目印30度のゼロおばせ引き釣りといった感じでした。岸伝いの薮の中まで後ろに下がって、辺地50センチまでさらえておられました。

今日のKNさんは20センチを頭に6匹、弟さんは残念ながら型見ずでした。20センチは下ものテトラの近くで掛ったそうです。




日付平成12年8月9日(水)
場所漁協長良川中央漁協
河川武儀川
ポイント高野専用区
時間9:15-17:45 (8.5時間)
水況水位平水
水温20.8℃(9:30)、21.8℃(13:00)、21.9℃(17:30)
にごり無し
アカ付き良好
天気曇りのち晴れ
釣果匹数25匹
サイズ13.5-19センチ
総重量900グラム (推定)
平均16.5センチ
1匹目90分
ペース2.94匹/時間
仕掛け竿Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV
空中糸ナイロン06 ダブル&シングル遊動式
水中糸将鱗あゆ競技0175 3メートル つまみ糸025 30センチ
テクミー009 3メートル つまみ糸03 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 15センチ固定
掛け鈎がまキツネ7.5号 3本錨 ハリス1号
がまかつ新改良トンボ7.5号 3本錨 ハリス1号
オモリ・背鈎ごくらく背鈎15ミリ
オトリ天然1匹 (@700円)

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2000-08-09 (2000-08-10)