平成12年釣行記(8月6日)

今川専用区

今日は日曜日でさすがに人が多いです。途中、津保川の下白金専用区は20人ぐらい入っていました。今川へ行くと水は高いものの割と空いていて釣れそうだったのでここで竿出しです。

10時のスタートで水温は23.2℃。右岸の分流から始めますが15分で見切り。本筋へ行って流心脇にオトリを入れますがすぐに浮いてしまいました。仕方なくオモリを付けて出しますが案の定、根掛かりです。掛け鈎が底石に引っ掛かっているだけの様ですが外れません。泣く泣くマイナス1で、今度は大事を取って手前の駆け上がりを狙いますが掛かる気配無し。そこで思い切って立ち込み、流心の向こう側の駆け上がりにオトリを入れました。すぐにアタリがあり、型も良い様です。矯めても全然オトリが顔を出さず、はっきり言って掛かり鮎とこの流れでは竿が弱すぎます。身切れの危険もあるので従いて降り、辺地で取り込みました。時計を見ると11時。1匹目は1時間です。型は20センチぐらいですが尾びれの下が少し欠けており、網にやられた感じがしました。

さあこれからと元に戻ってオトリを送るのですが、これ以上立ち込むと流されてしまうぐらい立ち込んでも竿が新しいポイントまで届きません。そうこうしているうちにこちら側から向こう岸に移動された方がポロポロ掛けておられます。私も車で対岸へ移動することにしました。


少しは釣れた瀬の開き

上がったついでに穂先をパワータイプに交換。これでバッチリ対応できるでしょう。1匹目が掛かった丁度反対側へ入ります。出してすぐ掛かり、次も程無く来て良い調子です。しかし掛かりはそれっきりで、2連続ケラレ。鈎を8.5号にしたのですがアタリそのものが出ませんでした。駆け上がりを探って行きますが全然ダメ。この時は既に他の方もほとんど掛かっていませんし、濁りも強くなって来た感じがするので場所変えすることにしました。なお今川では、3匹掛けて1匹根掛かり放流です。

ポロポロ掛けておられた方が通りかかったので、いくつ掛けられたかお尋ねすると5匹とのこと。「未だ水が高いので、引けば掛かるだろう。」とおっしゃっていましたがハミ跡が少ない感じでしたので、しばらくは期待できないだろうと思います。しかしそのうち状況が変わって、掛かるようになるかもしれません。


武儀川高野専用区

前回、割と楽に釣れた感じがした武儀川高野専用区へ向かいます。平水ぐらいで人は多いのですが下流のトロ場に集中していて、上みの瀬はやや余裕があります。河原へ降りるとうまい具合にガタガタの所の開きが空いていました。

浅くて鮎はスレているだろうと糸はナイロンの02で手尻を1メートルにセット。準備している時に上みの釣り人の竿が曲がりましたが、掛かったのはかなり小ぶりです。大きいのはすっかり釣られてしまっているのかと危惧しました。早速、先の20センチの掛かり鮎を送り出します。元気に泳いではいるのですが、大きい為か泳ぎ方がやや緩慢で掛かり難そうです。他の天然はバテて横になっていてダメ。仕方なく養太君を登板させました。

オトリを引っ張らない様に流し気味に探って行きます。開始1時間でやっと掛かりました。手尻が長いので下もへ寄せて取り込み、型は18センチぐらいでオトリごろ。混雑している時に瀬で長手尻は迷惑が掛かるので、手尻をいつもの長さに戻しました。やっと来たかと送り出すとダダダーンと激しいアタリ。次もすぐ掛かり、「よっしゃ、入れ掛かりや!」 突然のハイペースに、周囲の人はチラチラこちらを見ながら気になる様子。しかし入れ掛かりは4つで打ち止めで、しばし沈黙でした。30分ほどしてようやく掛かり、再び入れ掛かりの気配があったのですが身切れでバラシ。その後は全然掛けられませんでした。

なかなか掛からないので、起死回生を願い足元からそっと泳がせると一発で掛かりました。掛からなかったのはオトリを引っ張っていたからで、糸フケが上手くとれていませんでした。しかしそれからは掛からず、ようやく掛かったのをキャッチミスしてしまったのを機に17時45分で納竿としました。


本日の釣果

今日は鮎がスレていて難しかったという印象の1日でした。入れ掛かりになるくらいですから、鮎はそこそこ残っているのに掛からない。オトリが割と元気でも、引っ張ってしまっては追って来ませんでした。入れ掛かりの後、長いこと掛からない時間が続いたのはオトリを沖に誘導してから沈めていた為で、糸フケが上手くとれずオトリを引っ張っていることに気が付きませんでした。オトリに水中糸を引かせながら足元から送り出し、上手く沖に誘導したらすぐ掛かった時に気が付きました。入れ掛かりにすることばかり考えて、オトリを引きずり回していたという反省です。(^^ゞ スレて難しいポイントを上手く攻めることが出来た日は、釣果はそこそこでも充実感がありますのでこれもまた楽しみの一つです。

また今川では、面倒でも対岸へ移動したことは正解でした。上みにある堰堤を歩いて渡ろうとして行ってみたのですが、片方は釣り人が堰堤ぎりぎりを狙っていてご無礼出来る距離が無し。もう一つの堰堤は、堰堤上でも水深が有って危険を感じたので、結局渡ることを断念しました。無理に渡ってもまた戻ってこないといけないので、結局は時間が掛かってしまったかもしれません。

武儀川では身切れで1匹バラしましたが、石が小さいので浅い割に流れが速く、鈎が軽かった様です。たるみで掛かる時は丁度良い掛かり具合でしたが、流れの筋では掛かる位置が背中の上の方でした。鈎を大きなものに変えたのですがしばらく掛かりませんでしたので、鈎が確実に乗るようになったかは分かりませんでした。流速の変化が大きくて浅いポイントは号数の選択が難しいです。




日付平成12年8月6日(日)
場所漁協長良川中央漁協
河川今川 (長良川分流) / 武儀川
ポイント今川:専用区 / 武儀川:高野専用区
時間10:00-11:30、12:00-13:45 / 14:45-17:45 (6.25時間)
水況水位今川:+40センチ / 武儀川:平水
水温今川:23.2℃(10:00)、24.2℃(12:00) / 武儀川:23.2℃(14:45)、23.5℃(16:00)、23.8℃(18:00)
にごり今川:少し→ささ濁り / 武儀川:無し
アカ付き今川:付き過ぎ、ハミ跡少ない / 武儀川:良好
天気晴れのち曇り
釣果匹数7匹 (引き舟数は8匹ですが養太君を根掛かり放流でマイナス1)
サイズ15.5-20センチ
総重量400グラム (推定)
平均17.5センチ
1匹目60分
ペース1.12匹/時間
仕掛け竿今川:Daiwa VS銀影競技T中硬々95MG (パワー穂先)
武儀川:Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV
空中糸ナイロン08 ダブル&シングル遊動式
水中糸今川:北越エース超極細 3メートル つまみ糸03 30センチ
武儀川:将鱗あゆ競技02 3メートル つまみ糸03 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 15センチ固定
掛け鈎今川:がまかつ新改良トンボ8号 3本錨 ハリス1.2号
武儀川:がまキツネ7.5号 3本錨 ハリス1号
オモリ・背鈎ごくらく背鈎15ミリ、18ミリ / オモリ1号
オトリ養殖2匹(@400円)

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2000-08-06 (2000-08-07)