このところ長良は高水続きですので根尾川でと思ったのですが、前日に漁協へ電話すると「1メートル高で赤にごり、この調子ですと金曜日ぐらい。」とのこと。長良も上みへ行ってもアカは少ないだろうと支流筋を考えました。津保川の肥田瀬をやってみたかったのでそちらへ向かいます。会社の釣り仲間のKNさんが、弟さんに下白金専用区で友釣りを教えるとのことで寄ってみました。7月31日より水位が下がり、ちょっと厳しい感じ。KNさんに「他が調子悪かったらここへ戻るつもり」と伝えて、肥田瀬へ向かいました。
途中に田富橋専用区も覗いたのですがもう一つの感じ。肥田瀬専用区へ着いて川を見るとアカは古いみたいですが、いけそうな感じ。水温を計ると26℃もありましたが、深場もあるのでやってみることにしました。近くで準備していた方にオトリを売っている所を尋ねると車で5分ぐらいの所に有るとのこと。以前は小瀬まで買いに行ったのですが、かなりの時間短縮になりました。
10時半のスタートで、左岸側の小さな掘れ込みを狙います。オトリを引き舟から出して、引き舟を流れない様に石で押さえている間にありゃりゃ。オトリがタモから逃げ出し、養太君はしめしめといった感じで上流へ泳いで行ってしまいました。いきなりマイナス1です。それでもすぐ掛かるだろうと楽観的に思ったのですが、さにあらず全然アタリ無し。掘れ込みに落ち込んでいる一番掛かりそうな所でもダメです。先にお尋ねした方(写真に写っている釣り人)もザラ瀬を丁寧に探っておられたのですが30分ほどで諦めてどこかへ移動されました。
その後、下ものチャラ瀬やトロ場も探りましたがピリリともしません。オトリの泳ぎはマズマズですし、鮎もうじゃうじゃ居るのですが水温が高過ぎて追わないようです。よく跳ねていた鮎も11時半を過ぎた頃から跳ねなくなり、埒があかないので12時に場所変えすることにしました。ちなみに瀬で水温を計ったところ28.8℃もありました。
武儀川は前日のテレホンサービスによると30センチ高でささ濁りでしたが、今日は濁りはありません。早速ここで竿出しすることに決めました。河原へ降りるとさすがに良さそうなポイントは塞がっていますが、天の助けか上みに一人分空いています。そこへ行ってみるとブロックが入っているだけで何の変哲も無い瀬脇。まあ仕方がないなぁと準備しました。
水中糸はメタルにしようと思ったのですが、増水でゴミはどうかと見てみるとやはり時々流れて来ます。ということで前回と同じテクミーにしました。13時のスタートで水温は約21℃。津保川の温水に比べるとひんやりして気持ちが良いです。養太君も冷やされて元気を回復し、何とか泳いでくれました。どこか目立った所は無いかとよく見ると一つだけ大きなコンクリートブロックが有り、その後ろには良い石が詰まっているのが波間に見えます。オトリを誘導し、自分も立つ位置を変える為に下もへ動いたらすかさずアタリ。動いたのが誘いになったようでした。口掛かりながら18センチぐらいで、その後14時頃までに5、6匹掛かり、割と良いペースだったのですが、小さい打ち止めの鮎が掛かってからサッパリでした。
15時前になると釣り人がボツボツ帰り始め、下もの一番良さそうなポイントが空いたのでこちらに移動しました。オトリを手前から徐々に沖に送りながら探って行きます。コンクリートブロックの吸い込みに入れた途端、ギューンと目印が対岸へ走りました。これは型が良さそうです。石裏のよれに入った時にオトリが顔を出したのですが、再び下もへ走られてしまいました。下も手には釣り人が竿を出しておられるので、迷惑にならない様に回り込み、竿先が水面に着くぐらい竿尻を上げて水平に矯めます。やっと抜ける体勢になり、グッと引き抜くと本日の最大21.5センチでした。
その後17時頃までこの辺りで4、5匹掛け、釣り返して1つか2つ追加して18時納竿としました。
混雑していて思うように移動できなかった割には上手く釣れた感じで、納竿して15匹はいないかなぁと思ったのですが、残念ながら引き舟の中は12匹でした。他にキャッチミスが2匹、空中分解が1匹、根掛かり放流が1匹ありました。平均して型は揃っていて、ビリサイズは2匹だけでした。しかし掛かり方は半分ぐらいは口掛かりで、アタリもゴトゴトして目印が流れるといった”ゴミでオトリが流された様なアタリ“が多かったです。他の方も大体は釣れていて、目立ったところでは右岸側の分流で型は小さいながらも良く釣っている人がいました。
それと今日は、テクミーを使ったのは謀らずとも正解でした。私はベタ竿でオトリをあまり動かさない様にしていたのですが、他の釣り人でベテラン風の方はほとんどがメタルの細糸+立て竿スタイルで釣っておられ、これに反応しなかった野鮎が口掛かりながら釣れてきたのではと思います。流れの強い所では背鈎ですとオトリを止めることが出来なかったのでオモリを使ったのですが、1匹掛かったのみでした。流れの強い所は自分自身が攻め残した所が多く、穴だらけに釣り残したという感じです。今後の課題としたいと思います。
津保川の下白金で竿出ししたKNさんですが15時までに、本人は5匹、弟さんは22センチの良型3匹を含む10匹だったそうです。水温が高くて厳しいだろうと思ったのですが、深場は昼間でも掛かったそうです。今日はサッパリ掛からず移動した肥田瀬の専用区は、鮎はたくさん居るので水温が下がる増水後か9月中旬以降ならいけるだろうと思います。
津保川田富橋専用区、9時40分頃の撮影です。釣り人は3人。水温は25.5℃。板取川がダメだったのでこちらへ来たという方が立て続けに2匹掛けられました。アカは古いうえに付き過ぎですが、ハミ跡はかなり多いのでここも増水した時は狙い目だと思います。
日付 | 平成12年8月3日(木) | |
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場所 | 漁協 | 長良川中央漁協 |
河川 | 津保川 / 武儀川 | |
ポイント | 津保川:肥田瀬専用区 / 武儀川:高野専用区 | |
時間 | 10:30-12:00 / 13:00-18:00 (6.5時間) | |
水況 | 水位 | 津保川:−10センチ、武儀川:+30→+20センチ |
水温 | 津保川:26.0℃(10:00)、28.0℃(12:00) / 武儀川:20.8℃(13:00)、21.2℃(15:00)、21.8℃(18:00) | |
にごり | 共に無し | |
アカ付き | 津保川:古い / 武儀川:新アカ付き始め | |
天気 | 晴れ | |
釣果 | 匹数 | 11匹(引き舟数は12匹ですが養太君を1匹逃がしてマイナス1) |
サイズ | 13.5-21.5センチ | |
総重量 | 650グラム(推定) | |
平均 | 17.5センチ | |
1匹目 | 100分 | |
ペース | 1.69匹/時間 | |
仕掛け | 竿 | Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV |
空中糸 | ナイロン06 ダブル&シングル遊動式 | |
水中糸 | テクミー009 3メートル つまみ糸04 30センチ 将鱗あゆ競技0175 3メートル つまみ糸025 30センチ |
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ハナカン周り | 自作泳がせハナカン6ミリ ハナカンハリス ナイロン08 15センチ固定 |
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掛け鈎 | がまかつ新改良トンボ7.5号 3本錨 ハリス1号 | |
同8号 3本錨 ハリス1.2号 | ||
オモリ・背鈎 | ごくらく背鈎15ミリ、オモリ0.8号 | |
オトリ | 養殖2匹(@400円) |