長良川を見てビックリ、濁っています。まあどこもアカが飛んで状況が良くないでしょうから、濁っていなくても同じですけど・・・。と言うことで津保川の下白金専用区へ向かいました。この時期ですともう少し高水の方が良いのですが、充分いけそうな感じがします。早速オトリをGetして準備しました。釣り人は見える範囲で15人ほどです。下もの瀬は釣れるのか5、6人が狭い範囲に入っていました。
風が強いので竿は8メートル。9時のスタートで水温は24.5℃。ちょっと高いのが気になります。目印をやや高めにして送り出します。流心脇に泳いで行くとシャッ!一発です。「これは今日は入れ掛かりかぁ。」と期待が高まります。しかし、オトリを交換して流心を攻めるもアタリ無し。辺地を探っても同じです。この辺りは釣りさらえられているらしいので、サッと見切って左岸側の馬の背へ移動しました。
野鮎を驚かせない様にそっと接近し、馬の背から護岸下の掘れ込みを狙います。それほど深くは無さそうなので、キツネの7.5号をセット。やや引っ張り気味に探ると間もなく1匹掛かりました。また間もなくアタリが出たのですが、これはケラレてしまいました。糸を張り過ぎていたのかと思ったのですが、次も空振り。浅い様ですが、見た目より押しが強くて鈎が浮いてしまっているみたいです。鈎を改良トンボの7.5号にしたところバッチリ掛かりました。
辺地にはハミ跡もたくさん有るし、良く釣れそうなのですが単発でしか掛かりません。それに護岸ぎりぎりぐらいでのみ掛かるみたいなので攻め込まれている様子。時計を見ると1時間15分しか経っていません。1時間15分で4、5匹とは良いペースですので今日は40ぐらいいくかもしれないと内心思ったのですが、その後ぱったりアタリが止まり、馬の背が切れる辺りまで探って1匹追加したのみでした。専用区中ほどのトロ瀬で3つほど良型を掛けた後に、試しに上みの瀬を狙ってみることにしました。
馬の背の瀬肩になっている所まで上り、三角波にオトリを引き入れます。オトリがスススッと泳ぎ、目印が浮いたかと思うとダーン!反動で竿がタンッと鳴るほどの強烈なアタリ。対岸へ一気に3メートルぐらい走りました。「よう切れなんだなぁ。」と思い、矯めながら降ります。寄せて取り込もうとしてちらりと見えたヒレからすると23センチぐらいありそうです。やり取りして上手くつまみ糸を確保したと思ったのですが、プチンと切れてしまいました。よく見てみると掴んでいた所は水中糸で、焦って取り込もうとしたので失敗です。
張り替えた後、ややバテ気味のオトリを瀬の波立ちに入れるとすぐにアタリ。寄せて取り込むとまたデカイ、20センチ級です。その後5、6匹は入れ掛かりで良型ばかり。さすがに細糸、良く掛かります。おまけに流れが強くて上手くオトリが入らず、竿抜けになっているらしいです。降っては上りの繰り返しで、ほとんど寄せで取り込みました。しかし13時前ぐらいからアタリが遠退き、とうとう当り鈎も無くなってしまったので13時半に食事に上がりましたが、この時数えたところ15匹いました。
食事の後、左岸側の掘れ込みで探っていない所があったので、攻めてみたのですが1つか2つ掛かったのみ。また上みの瀬に戻りいくつか追加して送電線の下もの瀬に行きました。ここは石が小さいうえに処理場の排水が流れ込んでいて、余り良い感じがしません。軽く探ったのですが掛かりませんでした。16時を回ると皆さん帰り始められましたので再び瀬肩から釣り返し、ポツリポツリの掛かりで18時45分に納竿としました。
他の釣り人も水温が上がる前の午前中は良く掛かっていたのですが、午後から水が引いて水温が高くなってからは余り掛かっていないようでした。終日風が強かったのでほとんどの方は17時頃までに帰られました。
今日は型も数もピースピースの釣果でしたが、調子が悪かったのは『釣れそうな場所を選ぶ』ということにコミットしていなかったのだと思います。釣れた鮎を換金できるか。そうでなければ食べて美味しい、はたまた型は大きい方が良いなどと余分なことを考えて、半ば迷った状態で場所を選んでいたことに気が付きました。それで今日は釣れそうかどうかだけを考えて場所を選ぶことに決めていました。水が奇麗で型も良く、食べても美味しい方が良いのですが、釣れないよりは釣れた方が良いのでバッチリ上手くいきました。やはりあれもこれもと欲張ると良くありませんね。
また草刈りのゴミがしょっちゅう流れて来て水中糸に絡み、誘いになって掛かったことが何度かありましたが肝心なところでオトリが流されてやや難儀しました。ゴミが多いのでテクミーにしたのですがこの糸はゴミが絡んでクリクリになっても、繊維に傷が付かない様に上手く解けば問題なく使えます。ゴミが多い所にはお勧めです。ターボも軽くて良いのですがこちらはゴミに対してはやや神経質だと思います。009では強さはナイロンの025ぐらい、水中抵抗はナイロンの0125ぐらいの感じです。
今日は午後から減水して掛かりが遠くなってしまったのですが、昨日の日曜日はもっと水位があったでしょうから良く掛かっただろうと思います。ここは7月8月は水温が高過ぎて難しいのですが、増水後は割と良く掛かります。平均して浅く、鮎はスレているので出来るなら10メートル竿で遠くからそっと釣った方が良いでしょう。但し天然鮎を食べて味わいたいという方には不向きな場所です。
日付 | 平成12年7月31日(月) | |
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場所 | 漁協 | 長良川中央漁協 |
河川 | 津保川 | |
ポイント | 下白金専用区 | |
時間 | 9:00-13:30 / 14:15-18:45 (9.0時間) | |
水況 | 水位 | +10センチ→平水 |
水温 | 24.5℃(9:00)、25.0℃(12:00)、25.8℃(14:30)、25.5℃(16:00)、25.0℃(18:00) | |
にごり | 少し | |
アカ付き | 古い | |
天気 | 曇り一時晴れ、一時俄雨 風が強くて釣り辛い | |
釣果 | 匹数 | 24匹 |
サイズ | 16-21.5センチ (超チビ除く) | |
総重量 | 1290グラム(最大90グラム) | |
平均 | 18センチ | |
1匹目 | 5分 | |
ペース | 2.67匹/時間 | |
仕掛け | 竿 | Daiwa HX瀬音中硬々81SK |
空中糸 | ナイロン06 ダブル&シングル遊動式 | |
水中糸 | 将鱗あゆ競技0175 3メートル つまみ糸03 30センチ テクミー009 3メートル つまみ糸04 30センチ |
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ハナカン周り | 自作泳がせハナカン6ミリ ハナカンハリス ナイロン06 13センチ固定 / ナイロン08 15センチ固定 |
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掛け鈎 | がまかつ新改良トンボ7.5号 3本錨 ハリス1号 | |
同8号 3本錨 ハリス1.2号 | ||
オモリ・背鈎 | ごくらく背鈎12ミリ、15ミリ | |
オトリ | 養殖2匹(@400円) |