平成11年釣行記(9月13日)

下白金専用トロ場

今日はバッチリ釣ったるぞー!ということで、かなり早くから出発しました。専用区に着くと、平日にしてはかなりの人が入っています。本流が未だ高水ですので、そのためでしょう。しかし、前回(9/10)の様には釣れていない様子。とりあえずオトリを買いに行きました。


保土島橋上流

ひょっとして鮎は居ないかと保土島橋から覗くと、大きい石には鮎が付いているのが見えました。護岸の際と他にも2本ほど黒い筋があります。鮎の姿は確認できませんでしたがサッと探ってダメなら移動することにして、ここでやってみることにしました。

まず橋の上流に入り、ナイロンの0175をセット。天然君で黒い筋と護岸の際を探りますが全然気配がありません。この辺りは平水だと、網がバンバン入っているでしょうから鮎が居ないのでしょう。深追いしない様にして30分ほどで橋の下流に移動しました。


保土島橋下流

橋の下流は上から見るよりかなり流れが速く、水深もあります。ナイロンでは難しそうですのでメタルの007に交換しました。養太君を送り出し、流れの境で程なく1匹目です。18センチほどでサカバリの痕があるものの、これは幸先がいいと思ったのですが次は全然来ません。掛かった筋を中心に下もへ移動しながら探りますが全然ダメ。中州を越えて右岸側の流れや下ものトロ場もやったのですが掛かりそうも無く、12時15分に切り上げました。

保土島橋からは今川の専用区が見通せますが、竿出しする前は7,8人の姿が見えたのが、移動するときは3人ほどになっていました。あちらも釣れていない様でした。


下白金専用区竹やぶ前

津保川に戻り、入る前に食事をしながら見ていたのですが掛かる気配無し。馬の背から瀬脇を狙っていた方は大変丁寧な引き方で、あれで掛からない様では難儀するだろうと思いました。13時のスタートです。前回ここでやった時はナイロン+オモリでやったのですが、今日はテクミーの009で挑戦です。竿も先シーズン、荒瀬用にと購入したものの一度も使っていないシマノのH3。これでバッチリだろうと思いきやサッパリです。瀬肩から流心、瀬脇、石裏と探りますがアタリ無し。昨日13日の日曜日は本流が高く、こちらへ回ってきた人は多かったでしょうから攻め込まれているみたいです。瀬脇から掛けあがりを中心に探りながら釣り降りました。

かなり釣り降ったところでゴトゴトとアタリが出ました。やっと来たかと思い矯めると、胴に乗って恐ろしいほどの良い調子です。この竿は初めて使ったので、矯めの素晴らしさに感動していると手前に寄って来ました。抜きにかかるとずんずん上みに遡ります。これは大物らしい、尺かもしれないと思っていると向かいの人が「鯉や」と言っています。「鯉!?」と思ったのですが、ちらりと鰭が見えて本当に鯉です。抜きは諦めて浮かない様に竿を寝かせました。和合橋(8/5)で掛った時は引き舟が邪魔だったので、今回は腰にぶら下げて臨戦態勢です。今日は糸が強いのと竿の矯めが効いているので寄せるまでは楽そうですが、取り込む場所が問題です。岸に上がって寄せたいところですが、ススキが生えていて出来ません。かわいそうにオトリも鯉のぼりの様に振り回されています。しかし何とか足元に寄せて取り込む事が出来ました。

再度上流に遡り今度は背鈎を打って上み飛ばしに出ました。程なく掛かったのですが型が良かったのと、下もに釣り人が居て寄せて取るのがためらわれます。無理に抜いたらライナーで飛んで来てキャッチミスでした。23,4センチはある感じでしたのでちょっと残念です。それから17時頃まであちこち探ったのですが全く掛けることが出来ず、人が減って静かになってようやく掛かりました。16センチほどですが元気に泳ぎます。アタリではありませんが目印が急に動いたりして気配があるので、もしやと思い鈎を8号に換えると一発で来ました。しかしこれは痛恨の身切れ。鈎先をチェックすると新品なのに少し甘くなっていて少々悔やまれました。この付近は石が荒くなっているので細かく探り、30分ほどした頃ようやく掛かりました。本日の最大21.5センチです。最後にもう1匹と粘りましたが掛けることは出来ず、18時15分を以って納竿にしました。


本日の釣果

期待とは裏腹に、今日は掛かりが遠かったです。結構良い型のも掛るので鮎は居る様ですが、怯えているためか掛かりません。川幅も狭く水深も浅いので、大勢人が入ったためだと思います。オトリが元気なら順調みたいですが、他の方も先の丁寧ベタ引きの方が時々掛けておられた他は、ほとんど竿が曲がっていない感じでした。状況が変わっているのにも気が付かず、前回と同じ調子でやっていてはダメなはずです。(^^ゞ

それと今日はシマノのH3を初めて使ったのですが、胴に乗って惚れ々々するくらいの良い調子で寄せて取り込むには最高の感じです。しかし引き抜きには向かない(どうも手前に落ちる)様で、充分矯めて体勢を整えてから抜かなかったので失敗の憂き目でした。あとで気が付いたのですが、荒瀬で大アユ狙いなら基本的には寄せ取り込みですから抜き調子には作ってありませんね。

また今回使った水中糸テクミーですが、ターボを使い始めるまでは時々使っていてゴミにも強く、くるくる絡んでも上手くほどけば大概は切れずに使い続けられます。いつも仕掛け巻きに入っていたのですがコロッと忘れていて、久々の登場でした。


45センチのニゴイ

これが今日掛かった鯉です。サイズを測ると45センチ。これを抜こうとしたのですから恐ろしいものです。(^^;) 「これが鮎だったらなあ」とつぶやくと、近くの方が笑っていました。持って来ても仕方が無いので、写真だけ撮ってリリースです。しかしこの鯉かどうかは分かりませんが夕方、先のベタ引きの方も鯉を掛けてオトリを持って行かれてしまいました。(^^;)


9月15日追記 今川の鮎は、卵の成熟度は80%とという感じでした。津保川のは30%未満か。


日付平成11年9月13日(月)
場所漁協長良川中央漁協
河川今川(長良川分流)/津保川
ポイント今川保土島橋付近/津保川下白金専用区
時間9:45〜12:15/13:00〜18:15
釣果匹数3匹
サイズ16.5〜21.5センチ(90グラム)
総重量200グラム
平均18センチ
水況水位今川:+30/津保川:+30→+10センチ
水温今川:19.0℃(10:30)、19.5℃(12:00)/津保川:20.9℃(13:00、16:00)、21.0℃(18:00)
にごり共に無し
アカ付き今川:良好/津保川:付き過ぎ
天気曇り時々晴れ
仕掛け竿今川:Daiwa VS銀影競技T中硬々95MG
津保川:SHIMANO α-ZOOM鮎 先掛H3 90−95R
空中糸ナイロン06(メタル007)、08(テクミー009) ダブル&シングル遊動式
水中糸今川:将鱗あゆ競技0175 3メートル つまみ糸025 30センチ
ピンクのメタセンサー007 3メートル つまみ糸025 30センチ
津保川:テクミー009 3メートル つまみ糸03 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6.5ミリ
ハナカンハリス ナイロン1号 18センチ固定
掛け鈎カツイチ改良トンボ 7.5号、8号 3本イカリ
オモリ・背鈎オモリ05〜1号、ごくらく背鈎15ミリ
オトリ養殖1、天然1(養殖@400円、天然@600円)

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