平成11年釣行記(8月5日)

五町の瀬、報徳橋より下流方向

岐阜市内は曇っていたのですが、郡上に入ると晴れ間も有り心が弾みます。高速を降りる時に、五町の瀬が良い様に見えたので、まずは見に行きました。川を覗くと良い石が入っています。早速ここでやろうかと思ったのですが、見物中の方に伺うと全然掛かっていないとのこと。良く川の中を見ると石の周りは砂だらけです。なるほどこれでは掛からないはずです。ここはやめて他を探しに行きました。報徳橋の上から覗くと、やはり砂だらけで浅い所の石の色ももう一つでした。


ドウマンの瀬

ドウマンの瀬も同じで石が詰まったところが少なく、右岸の瀬肩がまあマシかという程度でした。

次に自然園の所にある堰堤の下流を見ると、なんだか良い感じに見えます。ここではやったことが無いのでやってみたいと思ったのですが、他に良い所が無かったらここに戻ることにしました。


今日のポイント下流方向

神路川出合い付近も見ましたが辺地が泥をかぶっていてダメ。今日の第一候補の和合橋下流に来ると、石は黒過ぎるものの詰まっていて砂が目立ちません。通りかかった方に「どうですか?」と尋ねるとやや間を置いて「大したこと無いね。」という返事。どうも釣れている様子です。オトリを買って戻ると、下の方で竿が曲がりました。はやる気持ちを押さえて準備します。

瀬肩に入り、13時半のスタートです。瀬が緩そうなので竿がちょっと硬いかなとも思ったのですが、取り込みを考えるとこれくらいの方が良いかもしれません。出して15分ほどで来たのですが、残念ながら身切れしてしまいました。その後泳がせても全然アタリが無く、馬の背のかけ上がりをベタ引きしてようやく1匹目です。時計を見ると14時半、さあこれからです。オトリが元気に上へ遡って行き良いペースで2匹掛かったのですが、3匹目に痛恨のセットバラシ。切れた所は水中糸の中間部分で、他も点検すると上の方にも少し傷が付いていました。

補修して再スタートしたのですが、ペースが乱れたのか掛からなくなってしまいました。2匹の天然をローテーションして攻めますが、一向にアタリが出ません。16時ごろ、養太君を瀬の脇に送り込むとバシャバシャッと激しい水しぶき。でかいひれが見えてニゴイが掛かってしまいました。掛かったのは流心に近い所ですし、石が荒くこの足場では8割がた取れないだろうと思いました。しばらく泳がせながら弱るのを待ったのですが、口以外に掛かっているらしくなかなか弱りません。少し竿を絞って、やや浮かせ気味にして勝負に出ました。最後のひと引きも何とか耐えたので浮いてしまう前に手前に寄せようとしたのですが、寄せる前に浮いてしまいました。なおも降りながら寄せ続けたのですが、バシャッと跳ねて敢無くアウトでした。切れたのはつまみ糸のつなぎ目ではなく、ハナカンの所でした。


今日のポイント上流方向

全部のオトリが弱っていますので仕方なく、目印を上げ瀬の筋をベタ引きすることにしました。目印は何回か走ったのですが、全部ハズレ。ハリを8号にすると根掛かりの連発。水深が50センチほど有りますので、この作戦はダメなようです。万策尽きた気がしたのですが、試しに背鈎を打ってみることにしました。

ごくらくを打ってオトリを筋に引き入れます。糸を少しずつ張っていくと断続的ながら一発泳ぎが出ています。これはいけると感じ、しばし慎重に操作すると待望のアタリが出ました。バッチリ背掛かりで何とか復活です。その後2、3匹は入れ掛かりで、スススッと泳いで行くと、ダッダーンと激しいアタリ。掛かりが止まって移動し、またバタバタと掛かっては移動するといった感じで19時まで粘りました。いったい何匹入っているか見当が付きませんでしたが、引き舟を開けると13いました。背鈎を打ったのが17時ごろですので、2時間で約10匹と最近にしてはハイペースで、やっとスッキリしました。(^_^)v


本日の釣果

今日はメタルの練習をと思っていたのですがポイントの状況から、背鈎とナイロンが好調でした。真面目に使ってみて皆さんが背鈎を使う理由がよく分かりました。とにかく安定します。今まではノーマル仕掛けに拘っていたのですが、せめてあと半月早く効果を知っていればお粗末な釣果を出さずに済んだことと思います。元気オトリだと速く泳ぎ過ぎてしまったり、打つ位置が悪いとオトリが逆立ちしてしまうことがあるなど練習が必要ですが、それにしても背鈎の効果は凄いですね。背鈎さまさまです。

それと今日良く掛かったのは、瀬の筋と大石の周りです。他の人も白泡が有るような所ではポツポツと掛かっていましたが、トロ瀬になっている所はいまイチだったようです。


漁協に集荷された特大

帰りに漁協に出荷して来たのですが、今日はいつもの5割ほどは多く集まっていました。写真右手の大きいのは125グラムの特大ですが140グラムのも有ったそうで、これはどなたかが買って行かれたそうです。水位が下がって竿や網が入り易くなったので、大きいのが良く出るようになったのだと思います。




日付平成11年8月5日(木)
場所漁協郡上漁協
河川長良川
ポイント郡上郡大和町和合橋下流
時間13:30〜19:00
釣果匹数13匹
サイズ16〜20.5センチ
総重量745グラム
平均19センチ
水況水位平水よりやや高い程度
水温21.0℃(13:30)、21.3℃(16:00)
にごり無し
天気晴れのち曇り
仕掛け竿Daiwa VS銀影競技T中硬々95MG
空中糸ナイロン06 ダブル&シングル遊動式
水中糸将鱗あゆ競技0175 3.5メートル つまみ糸025 30センチ 
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 15センチ固定
掛け鈎がまキツネ7.5号 3本イカリ、カツイチ改良トンボ7号 3本イカリ
オモリ・背鈎ごくらく背鈎15ミリ
オトリ養殖2匹(@500円)

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