平成11年釣行記(7月15日)

下白金専用区

昨夜、市役所の水位計の前を通ると20センチほど増水していました。どうなっているか心配でしたが、水況はバッチリ釣り日和です。「今日は釣るぞ!」と郡上へと向かったのですが途中、津保川の下白金専用区を通ると、この時期にしては珍しく6、7人の人が釣っておられます。「釣れるのかいなぁ?」と、車を降りて見ていると橋のすぐ下のトロ場の方が掛けられました。早速1枚撮影です。すると下の方でも掛かりました。郡上へ行く気持ちが揺らぎます。「ここの鮎は食べれんしなぁ。でも釣れてるみたいだし・・・。」迷いつつも高速へ向かいました。「どうしようか?」迷いに迷った挙句、こういう時はコインの神様にお尋ねです。結果、津保でやりなさいとお告げがありました。(^^ゞ


下流方向

「(ここの)鮎は食べれんしなぁ。」と思いつつもオトリを買いに行きます。三隅オトリ店のご主人によると、「津保は釣れてるよ。津保へ入った人はオトリの買い直しが無い。」 なるほど、オトリ屋さんならではの上手い表現です。まあ、たくさん釣れればいいかと踏ん切りをつけました。

さてさてと川へ入ると、辺地にはハミ跡がかなり有り、鮎も跳ねています。しかし水温が高い!計ってみると24℃もあります。「これでは高過ぎるが、大丈夫かなぁ?」と思いつつ11時45分のスタートです。馬の背の掛け上がりを泳がせますが反応無し。一発泳ぎが出ているにも拘わらずです。手前の掛け上がり、流心とやってみますが全然ダメ。そのうち根掛かりし、救助に向かいました。根掛かりを外しに入って気が付きました。「水温が高すぎる。」典型的な高温状態です。流心にもアカはそこそこ付いているのですが、ハミ跡が無い。ハミ跡が有るのは辺地の浅い所、しかもピカピカな石は浅い波立ちのある所にしかない。一応チャラ瀬も泳がせましたが、やはりダメでした。

1時間ほどで切り上げ、どうせ同じ30分走って板取なら郡上へGOと決めました。上がる時に先ほど掛けておられた方に話を伺うと、朝はもっと水が高かったとの事。急に減水したので掛からないのだろうと言っておられましたが、そのようです。養太君を収容し、急いで郡上へ向かいました。


比較的良く掛かった所

高速から見ると、西河橋の下にも和合橋の上にも結構竿が出ています。養太君が心配なので、勝手知ったる釜淵橋の上へ向かいます。橋の下はかなりの人出ですが、上はガラガラです。内心よかったと思いながら、桜並木のところへ車を止め養太君を確認します。30分ほどの間でしたが、蓄冷材とブクブクのおかげでかなり元気でした。

写真左手の瀬肩に入り、13時45分のスタートです。前回の教訓からナイロンの015をセットし、養太君を送り出します。しばらく泳がせ、泳ぎは割と良いのですがアタリがありません。時々掛け鈎が石に引っ掛かって泳ぎ難そうでしたのでヤナギに交換、しばらくしてようやくアタリが出ました。やっぱりヤナギだと感心しながら取り込むと、先鈎の口掛かりでした。おまけに掛かって来たのは養殖オトリで、サカバリの跡までありました。このあと、瀬の絞込み付近で3、4匹掛けたところで根掛かり救助に入ってペースが狂ってしまいました。今度は瀬落ちからトロ場を泳がせるのですが一向に掛かりません。諦めて左岸の瀬を攻めますが、ここもダメ。15時半から17時ごろまで全く掛からず、掛かったのは道路下の瀬肩でした。

ここは少しは居るかと泳がせますが、底石に鈎が引っ掛かって根掛かり続出でペースに乗れません。型は小さいものの、いればすぐに掛かるのですがほとんどいない様でした。18時半ごろ、竿抜けらしい所に当たりパタパタと3、4匹掛けたのを最後にアタリ無し。目印が見難くなったので19時過ぎに納竿としました。


本日の釣果

本日の釣果は11匹で、大きいのは21センチ有りましたが型はバラバラでした。瀬は平均して小さかったです。やはり掛かるところはパタパタと掛かるのですが、それ以外はダメかまばらという状況です。

今日はナイロンでやったのですが、これは正解でした。失敗したのは掛からないポイントをしつこく攻め過ぎたことです。先シーズン掛かった所で、底石の色も良かったのでついはまってしまいました。やはり見切りはまだまだですね。また、掛け鈎も底掛かりが多いのに、在庫が多いからというだけで早がけに拘ったのも反省です。

それと津保川ですが、7月8月は水温が高過ぎて増水後以外は釣りにならないのに釣り人が居て、おまけに掛かるものですから判断を誤りました。入る前に水温を確かめてみるのも必要な気もします。跳ねていた鮎ですが、ドボンドボンと跳ねるのも居たので、9月になってからが楽しみです。(^。^)


7月17日追記 本文中で、”「(ここの)鮎は食べれんしなぁ。」”と書きましたが、ここ下白金専用区の鮎が有害物質で汚染されていて食べられない訳ではなく、油臭いのであまり美味しくはないという意味です。これはあくまで個人的な見解です。なお、上流部の津保川漁協区ではきれいで良い鮎が掛かるそうです。誤解無きよう念のため。



日付平成11年7月15日(木)
場所漁協郡上漁協
河川長良川
ポイント郡上郡大和町釜淵橋上流(専用区)
時間13:45〜19:15
釣果匹数11匹
サイズ13〜21センチ
総重量500グラム
平均17センチ
水況水位ほぼ平水
水温津保川/24.0℃(11:45)、24.2℃(12:45)
大和町/21.0℃(14:00)、21.2℃(16:00)、22.0℃(18:00)
にごり無し
天気晴れ
仕掛け竿Daiwa SZ銀影センサーF中硬々95MV
空中糸ナイロン06 ダブル&シングル遊動式
水中糸将鱗あゆ競技015 3.5メートル つまみ糸025 30センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン08 15センチ固定
掛け鈎回転式2本ヤナギ (先鈎Gハードこーだ7.5号元鈎8号)、がまキツネ7.5号3本イカリ
オモリ・背鈎未使用
オトリ養殖2匹(@400円)

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