今回は師匠も一緒で師弟対戦の模様。今日の天気予報は夕方から雪。それと前回はボウズだった影響で少々自信薄です。

師匠は何シーズンかのシラハエ釣りとのことで、まずはお互い小手調べ。釣れそうなポイントを探します。橋下流のトロ場を二人で探ってみましたが全然ダメな様子です。私は45分程で諦めて移動。桜橋上流のテトラの上から釣っている人をよく見かけるので、テトラ付近はどうかと見に行きました。

竿出しする前にはカワ鵜が泳いでいました。食害が懸念されます。また、関市の生活環境課(だったと思う)の方が、ダイオキシンの調査で川の水を採取していました。「ご苦労様です」と声をかけたのですが、時々はこの付近の魚を食べているので思わず、「ダイオキシンが検出されては困るんですよねぇ」と洩らしてしまいました。係りの方は、「少しは出ますよ。でも基準値以下ですけどね」と笑っておられました。まあダイオキシンもそうですが、ここに関しては重金属の方が心配です。(^_^;)

テトラの上から川の中を覗くのですが、魚影は見当たりません。ところがふっとテトラの間に目が行くと、かなりの数が群れているのが目に入りました。他の隙間はと見て歩くと至る所、テトラの間には魚だらけでいっぱい居ます。試しに寄せ餌を少し落としてみるとすぐに群がって来ました。それなら釣れないかなぁと思い、そっと仕掛けを垂らしてみましたが残念ながら釣れませんでした。しかしこれならいけるだろうと、対岸へ回ってテトラの際を狙うことにしました。

対岸へ回って立ち込んだのですが、寄せ餌や餌付け器が浸水してしまうので思ったほどテトラに接近出来ず、3メートルくらい手前にしか届きません。それでも寄せ餌を打って狙ってみましたが、なかなかアタリが出ませんでした。師匠がこちらにやって来て、「それならテトラの上からやってみたら？」ということでテトラの上へ移動。すぐに釣れて来ました。

その後も食事を挟んでまあまあ順調には釣れましたが、4.5メートルの竿ではテトラの上から釣るには長過ぎです。下流を向いて手前に振り込むようにしましたが角度的に流し方が難しく、良いペースを保てません。師匠は対岸側からテトラの方へ向かっての竿出しで、好釣を続けています。14時ごろから小雨が降り出し、15時前くらいからはみぞれに。しかしついに雪となって降りも強くなったので納竿としました。

今日の釣果は持ち帰って数えたところ、67匹で300グラムでした。前回はポイントが分からずゼロでしたが、テトラの付近は狙い目だと分かりました。他の川でもテトラ付近なら、悪くても型を見ることが出来るだろうと思います。私はテトラの上から際を狙って釣りましたが、型は小さいのが目立ちました。ところが師匠は2メートルくらい離れた所を狙って型は良く、テトラの際は小さいのが多いと言っていましたので、やはり際は型が小さいらしいです。少し離れた所がベストポイントの様子です

持ち帰った魚は甘露煮にしました。小さいのは腹を出さなかったためか煮詰めている間は寄せ餌の味がする感じで、あまり美味しくありませんでした。しかし冷めると味が落ち着いて、かなりいけるようになりました。80点。煮詰めている間にうたた寝して少々焦がしてしまいましたが、焦げた部分の方が美味しかったので素焼きにしてから煮た方が良い様です。

師匠の釣果は117匹800グラム、最大は14.5センチでした。数と重さを比べても平均して型はひと周り大きく、ダブルスコアで完敗です。負け惜しみではありませんが、竿が長過ぎて極めて釣り難かったのが主な敗因と思っています。それと餌の軟らかさからすると、エサ付け器のノズルも太過ぎたこともありました。またお願いして、リベンジといきたいところです(笑い)。

• (○)テトラ付近は狙い目。
• (△)エサ付けのノズルが太かった。
• (×)竿が4.5メートルでは長過ぎた。