他魚釣り(12月4日:シラハエ)

水位もやっと落ち着いてきたので早速出かけました。まずは津保川を見に行ったのですが、見ているうちに濁りが入ってきてダメでした。


武芸川道の駅裏付近

それではと武儀川へ向かいます。今シーズンの武儀川は、シラハエがあまり良くないようなことを聞いていたので川見も慎重。ところが見たところそうでもなく、道の駅裏の友釣り専用区下限から少し下流、波立ちが消える辺りにはシラハエの波紋がちらほら見られます。風影になって竿も振りやすそうなので、ここでやってみることにしました。


南武芸橋上より上流方向

左岸の橋下に車を止め、竿出しする前にブロックの上みはどうかと見てみました。するとこちらの方がハエの波紋がたくさん見られます。流れも緩くて釣り易そうなので、狙いをこちらに変更です。


ほとんど釣れなかったトロ場

準備をして、画像の枯れ木の前辺りに立ちます。寄せ餌を打ってスタートしたのですが、暫らくアタリ無し。15分ほどしてやっと釣れて来たのは10センチ有るか無いかくらいの型。魚は集まっている様ですがアタリが出ません。タナを変えてもダメ。「釣れませんねぇ」と思っていると濁りが入ってきて、ハエの波紋も消えてしまいました。あと1匹釣れたのですが、これではダメだと45分程で移動しました。ここでは2匹。


狙ったポイント

シラハエは濁りが入ると浅い所へ移動するようですので、橋上流のブロックの掘れ込みからかけ上がりになっている所へ移動しました。

寄せ餌を打って第3投。早速釣れて来ました。これならいけそうです。暫らくはボツボツでしたが、15分ほどするとペースが上がってきました。ウキが立って概ね3秒でアタリが出るので、3つ数えて空合わせのやり方に変更。するとこれが当たって1投1匹の入れ喰いです。30分ほど続きましたが、濁りが強くなって釣れなくなってしまいました。おまけに水中のゴミに引っ掛かったのかウキを失ってしまったので、一旦昼食に上がりました。この時のカウンタは45匹。

食事の後、チヌ用の寄せ餌を作って再スタート。濁りが強いので寄せ餌をかなり多めに打ったのですが、たまに釣れる程度で入れ喰いは無し。日が翳って小寒くなったこともあり、16時15分に納竿としました。

ポイントを移動してから食事に上がるまでは約1時間。カウンタの押し忘れが約1割ですので、この間に50匹ほど釣れていたことになります。少なく見積もっても時間40匹くらいはいっていたと思いますので、魚影はマズマズでしょう。


本日の釣果

数を数えてみると70匹、カウンタは60でした。今シーズンの武儀川は釣れないと聞いていましたがそんなことはありません。途中から濁りが強くなり釣れなくなってしまいましたが、魚影は結構あるので濁りさえなければ(or薄ければ)期待できる感じです。小型が大きくなる来シーズンは楽しめるでしょう。ただし、今のところ平均して型は小さ目。8センチくらいのも目立ち、12センチオーバーは5,6匹という感じでした。今日は釣り方の関係で、10センチクラスを狙って良型はなるべく釣らないようにしていましたが、それにしても小型が少々目立ちました。

今日はシラハエの動きを予想してポイントを移動しました。うまく的中しましたが、シラハエの濁りに対する動きは鮎のそれとよく似ていて、増水時や少し濁りがある時は浅場、渇水で水が澄んでいる時は深みが好ポイントになるようです。そして濁りが強くなると釣れなくなる。更に水温が下がった場合はどうなるかは知らないのですが、今のところこんな感じの動きです。先シーズンから鮎は瀬では釣れるので、シラハエもそこそこ流れがある所を中心に狙ったほうが良いかもしれません。

さて今日やってみた釣り方ですが、寄せ餌を少し下流に打って集まって来る群れの先端の魚を釣るように心がけました。師匠から借りたハエ釣りの本『点を釣るスピード釣法』(橋本春雄著 / 釣り人社刊)には、「底に集まっている大型を釣ると、上層の魚が警戒したり散ってしまう」「10センチ級が釣れるタナに合わせる」「(群れの後方で釣るとスレやすいので)群れの先端を釣るようにする」といったことが書かれています。師匠からもいろいろ教わっていたのですが、本を読んで実際にやってみると「なるほど」と思うことしきりでした。これまでは寄せ餌を上み手に打って底の方を流し、寄せ餌の真上から後方にかけてに居る大型を中心に狙って釣っていました。数釣りを目的にしているので、安定して釣れ続けるためには、本に書かれているような釣り方が効果的なことを実感しました。我流と言うか半ば手探りでやっていたので、本からの知恵はありがたかったです。

それと寄せ餌ですが、足止め用にとチヌパワーV10白チヌというのを使ってみました。今日は軟らかく練ってしまったうえに、濁りでアタリが止まって集魚効果は確認することが出来ませんでした。競技まきえと1対1の配合で大体思ったような溶け方の感じでしたので、次は用途別の使い分けをしたほうが効果的かどうかを確かめたいと思います。




日付平成15年12月4日(木曜日)
場所対象魚シラハエ
場所武儀川
ポイント南武芸橋上流
時間12:45-14:45、15:15-16:15 (3.00時間)
水況水位-10センチ
水温12.5℃(13:30)、13.0℃(14:45)、12.5℃(16:30)
にごり無し→強い→ささ濁り
状況風はやや強かった。濁りが入ったら釣れなくなった。
天気晴れ
釣果匹数70匹
サイズ7.5-14センチ
総重量500グラム
平均10センチ / 7.1グラム
仕掛け竿RYOBI SUPER AMORPHOUS翠谷中硬45
道糸将鱗あゆ競技02

ハリス
カツイチ プロ・ハエネリ2.5号 ハリス0125
 
構造多段シズ仕掛け 発泡ウキ6号
釣り方ウキ釣り
エサ・寄せ餌 マルキュー オランダ専用まきえ3:グレパワーゼロクロス2の配合+エスカトンZ淡水用添加
マルキュー ハエ競技用まきえ1:チヌパワーV10白チヌ1の配合+エスカトンZ淡水用添加
マルキュー 競技用ハエねり

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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2007-12-27 (2003-12-05)