釣行記 2009年(平成21年) 9月16日

もうそろそろ鮎之瀬くらいが良いのではと思って向かいました。


鮎之瀬

午前10時前に釣り場に到着。釣り人は15人ほど。そろそろ竿が曲がり始めても良い頃ですが、準備の最中も一向に釣れる様子がありません。遠めにも流心は曇り石。次々とやって来た釣り人とも話を交わしますが、「掛からんのかや?」

川へ降りると不思議な光景で、曇り石の中に明るい筋。流れの通っている部分はピカピカです。増水した翌日の感じですが昨日は少し降って、わずかに増水したのでそのためでしょうか。しかし逃げ鮎は結構います。


最初に掛かった波立ち

10時半のスタートで水温は20℃。逃げ鮎は居るし、流れの筋はピカピカなので程なく掛かるだろうと思いましたが掛かりません。引いても泳がせてもダメ。水深や流速の違う所を何ヶ所か探ってみましたが掛かりません。「おかしい」浮いているのかと思ってガン玉を打つと、バチッと止まり良い感じ。流れの筋をゆっくり引いて来ると、昨日と同じ魔法の引き上げ。すると目印がシュッ!「よっしゃ」と思いましたがケラレただけでした。時計を見ると11時。流心でも竿が曲がりました。続けて付近を探るとまたケラレ。しばらく続けましたが、結局掛からず。

「もっと石が小さい所が良いのか?」上みへ移動して小石の流れを探りますがやはりダメです。「あそこがダメならトロ場をやるか。」画像の波立ちをスーッと引いて来るとギラギラ。目印が走って掛かりました。「よっしゃ!」掛かったのは17センチの真っ黄々ですが、どうも瀬落ちの部分で掛かったようで気になります。オトリが換わって軽く引いて探りましたがやはりダメ。それではと、上みへ飛ばしてみると石裏で止まった弾みでゴゴン。「これはやっぱりトロ場の泳がせだ。」


攻めたトロ場ふうのポイント

水中糸もフロロの015に交換。トロ場ふうのポイントへ狙い目を変えて、上みへ送るとビューン!その後13時半頃まではコンスタントに掛かりましたが、近くで網を打たれてポイントがパー。掛かり場が移動したのかもしれませんが掛からなくなりました。移動して続けましたが、やはりダメ。14時に食事へ上がりました。ここまでで15匹。


午後に狙ったポイント

食事の後は15時再開で水温は24.2℃。瀬を試してみましたが、流れのよれで掛かったのは13センチ。続けましたが、次が掛かる感じは無し。「やはり瀬はダメらしい。」

再び上流のトロ場ふうのポイントへ移動。未だやっていない所へオトリを送るとすぐにグリグリ。その後はコンスタントの掛かり。型の大小はありますが、波立ちのある大きい石を狙うのか効果的でした。17時頃には掛かりが遠退きましたが、30分頑張って2匹追加。17時半に納竿としました。この付近では13匹。


本日の釣果

本日の釣果は28匹。午前中はサッパリでしたが、午後からは全体に良く掛かっていました。今日はほとんどが上み飛ばしでの釣果です。掛かりやすい鮎を掛けやすい釣り方で攻める。釣り方にこだわって、状況に合っていない釣り方で釣果を落とす必要はないと思いました。

今日は結果的にマズマズの釣果になりましたが、ポイントの見極めに1時間以上もは時間をかけすぎました。瀬のピカピカに惑わされて同じ様な流れを何ヶ所も試してしまいましたが、瀬を30分で切り上げてトロ場へ移動していれば1匹目はもっと早く掛かっていたかもしれません。「おかしい」と感じながら漫然と探った結果です。またポイントに着いたときの流れの筋はレベル5のきれい度だったので、瀬で10メートルを3ヶ所くらい探って掛からなければトロ場を探るとかするべきでした。今後の反省です。

また今日は、引いているときに昨日と同じ目印の落ち着きが出来て、すぐに反応がありました。ガン玉で005の浮力を消して引いた結果ですが、その前のプロセスが重要で、ゼロオバセでオトリに泳ぎ癖を付けたのが幸いしたようです。フロロの015だと出来るような出来ないような感じ。真っ直ぐ上みへスーッと引き上げられる操作のヒントを得たので、もっと練習してみようと思います。


網打ちの人

今日は網打ちの人に近くでバシャバシャやられてしまいました。立ち位置から撮影したものですが、画像真中に写っている網打ちの人との距離は約15メートル。こんな浅いポイントでバシャバシャやったらどうなるかは、網を打っているのですからお分かりのはず。黙って移動しようかとも思いましたが遊漁者の存在を軽視している気がして思わず、「ご主人、網を打つのは権利かも知れんけど、僕らにもここら辺の鮎を釣らせてもらえんかね?」と声をかけました。すると網打ちの人は「すまん、すまん」と言って帰って行かれました。言葉どおり、網を打つのは組合員の権利であって、我々遊漁者は遊漁料を払って釣らせて頂く立場。しかし裏を返せばお客様。長良川は中部地方きっての鮎河川で、注目度も大きいところ。もう少し遊漁者に対する配慮をするよう、組合としてのコンセンサスを確立してもらいたいと思います。このことについては文書で中央漁協に抗議するつもりです。

9月30日(水)追記 9月18日に組合宛で手紙を送りましたが30日現在、先方からは何も連絡はありません。何か連絡があったら、送った文章を掲載する予定です。




日付2009年(平成21年) 9月16日(水曜日)
場所漁協長良川中央漁業協同組合
河川長良川
ポイント鮎之瀬
時間10:30-14:00、15:00-17:30 (6.00時間)
水況水位-20センチ、-20センチ
水位情報0.36@11:00、-0.82@17:00
観測局小俣川樋門(外)、美濃
水温20.0℃@10:30、24.0℃@14:00、24.2℃@15:00、21.0℃@17:30
にごりなし、なし
アカ付き付き過ぎ、腐り気味
掛かり場トロ場、トロ場
適水勢やや遅い、やや速い
天気晴れ
釣果匹数28匹
サイズ13-20センチ
総重量推定1200グラム
平均17センチ
1匹目80分 / 12分 (通算 80分)
ペース4.67匹/時間
仕掛け竿Daiwa HX瀬音中硬硬81SK 自作グラスソリッド継穂先0.8ミリ
Daiwa VS銀影競技SP T中硬90SG 自作グラスソリッド継穂先0.8ミリ
空中糸ナイロン08 ダブル&シングル遊動式
水中糸エムステージ005 4メートル つまみ糸025 20センチ
将鱗渓流釣聖GS 015 3メートル つまみ糸03 20センチ
ハナカン周り自作泳がせハナカン6ミリ
ハナカンハリス ナイロン1.2号 (15センチ固定)
掛け鈎カツイチ Vキツネ-TR 7号3本錨 フロロカーボン1.2号
カツイチ 韋駄天 6.5号3本錨 ナイロン2号
オモリ・背鈎ガン玉B-2B
オトリ天然3匹

本日の反省

オトリの止め方(前へ引く、上方吊り上げ、オモリ、背鈎)
上み飛ばしが効果的であった。
オトリの止まり具合(糸の張り具合、速度)
後ろへ引いて速度を調節した。
ポイントの見切り(判断した要因)
一発泳ぎで1回通し。
このページはここで終わり

↑ページの先頭へ

[ 戻る | Index ]

Yoshio Sogabe in Gifu 2009-09-30 (2009-09-16)