釣行記 1999年(平成11年)から2008年(平成20年)まで10年間のまとめ

 釣果釣行日数実釣時間日平均実釣時間時間あたり釣果1日あたり釣果
2009 (H21)166893566.75時間6時間62.94匹/時間17.94匹/日
1999 (H11) - 2008 (H20)32523972160.27時間5時間261.51匹/時間8.19匹/日




「上手になりたい」と思って続けて、今シーズンになってやっと自分でもそこそこと思えるレベルになれた。自分が釣りを上手になりたいと思うのはたくさん釣れると言うこともあるが、それよりも「自由度」(対応力と言うか「引出し」みたいな)が高くなるからで、難しい状況になっても打つ手を考えられるからです。川見を「知らない」(「出来ない」のではなく「知らない」)時代には毎回同じポイント。朝から夕方までほとんど動かず10メートルを行ったり来たりでした。鮎のハミ跡を探して竿出しする、いわゆる川見をするようになったのはいつの頃からか憶えていませんが、すぐ掛かりそうなハミ跡があるかどうかを見つけられるようになるまでは1シーズンもかからなかったように思います。それで1匹目を割と早く掛けられるようにはなりましたが、いつまでも同じポイントで釣り続ける習慣がなかなか変えられずに、1日の釣果は伸びませんでした。

また目印が読めないうちは、オトリの泳ぎがこれで良いのかどうかが分からず結果として、掛からないのはポイントが悪いのかオトリの泳ぎが悪いのかが分からないので、いつまでも同じポイントを攻め続けるありさまでした。しかし目印の動きの変化に気が付いてからは「オトリを落ち着かせる」と言う意味が分かるようになり、水中糸の角度を変えたりオバセ量を変えたりして、出来るだけ目印の動きを掛かりそうな動きに近づけることが出来るようになりました。でもオトリ操作が水中糸をオバセたオトリ任せの、いわゆる「行って来い泳がせ」でしたので、増水時やオトリが弱って泳がないとお手上げになることもしばしばでした。

そんな状態が何シーズンも続き、シーズンを通してのペースは時速1.2匹前後だった自分の釣りが劇的に上達するきっかけになったのは、2006年に出かけた安曇川広瀬漁協区への2回の釣行です。それまでは良く釣れて1日20匹で、ほとんどが一桁釣果。それが安曇川ではいきなり67匹とか58匹とか釣れて、オトリ操作に関して誤った思い込みが払拭されました。と同時に、自分のポイントを見る目と目印の動きに合わせた竿操作は結構通用することが分かって自信が持てたことも大きかったです。

翌2007年はシーズン最初から「引いて釣る」と言うことを中心にやっていて、シーズン当初は「引く」と「引っ張る」が区別できなくて、シーズン途中までは引っ張り気味に釣っていたという失敗もありました。しかし引く感じでばかりやっていたことで、オバセが無くでも掛かることが分かり、止める操作が割とできるようになりました。また、シーズンの終わりにはソリッド穂先も使い始め、これは翌年2008年の釣果に大きく影響しています。

今シーズン2009年は事情があって例年の倍の竿出しが出来ました。そのこともあって時速3匹近くのペースで釣れるようになりましたが、この結果を生んだのはかつて「上手になりたい」と思ったことです。振り返れば10年以上の歳月でしたが、お粗末な釣果であった私でも課題を持って釣行するということで上達できるのですから、現在はトホホが多い人も必ずや上達できると思います。竿を出していれば良いという釣りも一つですが、上達したいと思って研究したり練習したりする釣りは一段と面白いものです。

またホームページに関してはサイトを開設するに当たって、お粗末な釣果を明らかと言うか、実力をさらけ出すのは恥ずかしかったです。しかしそんなサイトでもページを読んで下さって、アクセス数が増えることが励みにもなりました。アクセス数も100万を超え、ページにアクセスして下さった方々や特に釣れ情報やお尋ねのメールを下さった方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。他の人にも関心を持たれていることでページにまとめる釣行記は、ノートに綴る自分しか読み返さない釣り日記とは異なった価値を感じています。内容については正直なところ、「ここまで研究や練習しているのだ」と自慢したい気持ちと、「読まれた方が少しでも参考になれば」と言う気持ちが行ったり来たりして、表現や説明が揺れ動くことは多いです。これからも引き続き正直なサイト作りを続けていきますので、ご声援をよろしくお願いいたします。


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Yoshio Sogabe in Gifu 2009-10-21