キンモクセイの花も散り、荘川六厩では9日の最低気温がマイナスに。午前中は晴れて車の中は汗ばむくらいでしたので、「これはいいぞ」と思って出かけましたが途中から曇り空になってしまいました。
晴れればもっと混み合うだろうと思いますが、各ポイントとも友釣りの人はまばら。どこか良さそうな場所はないかといくつか見て回りましたが、アカが付き過ぎか曇り石ばかり。数日前に曽代が中スポに出ていたので、そちらへ向かいました。
バス停前のトロ場は見たところ曇り石。画像の波立ち付近は石の色が良さそうです。双眼鏡で覗くとまあまあ魚影が見られ、動きが素早い野鮎も居ます。それではとここで竿出しすることにしました。
立ち込まないほうが良いとは思ったのですが、護岸が高くなっていてやり辛い。そっと立ち込んで探ります。ジワジワと泳いで行き、画像のよれにオトリが入った時にすぐ近くで野鮎が跳ねました。「掛かって欲しいなぁ」と思っているとシャッ!目印が走りました。16センチくらいですが、これは幸先が良い。オトリを交換して泳がせると、泳ぎが速すぎる感じです。やや引っ張り気味にしているとアタリが出たのですが、バレました。それからはサッパリで、糸が太いのかどうも掛かる感じがしない目印の動き。ターボに替えると良い感じの目印になりました。
トロ場の方で鮎が跳ねるので、そちらへ向かって泳がせます。暫くするとサカバリが切れる手応え。手尻を長目にしていたので抜けず、寄せで取り込んだのは20センチほどでした。しかしそれっきりで全然アタリ無し。左岸へ向かっても竿を差してみましたが掛かりませんでしたので場所変えしました。ここでは2匹。
初めて入ったポイントですが、来シーズンに向けて期待出来そうな感じでした。この付近は網が入るだろうと思って敬遠していましたが、盛期なら釣れそうな感じがします。
歩いて中洲を横切り、安毛の駐車場前に向かいます。ポイントに着くと、うまい具合に右岸からお一人竿出しされているだけでした。早速オトリを流れに引き入れると、ゴトッとした手応え。特に気にも留めずに探っていると追われた感じで目印が動きました。様子が変なので引き寄せてみると、掛け鈎がありません。さっきの手応えはアタリによるハリス切れでした。
掛け鈎を8号にして流れの筋を探って行きますが全然掛かりません。流れが緩い所の方が良いだろうと思い、画像の肩のたるみを探っているとスコーン!やっとアタリが出ました。でも取り込んだのはオレンジ色でザラザラしていて、「オトリになるかしらん」といった具合です。それでも出してすぐにアタリが出たのですが、またまたケラレ。その後数度はアタリだけで掛かりません。17時までと粘り、終了寸前に14センチのビリが来て納竿としました。ここでは2匹の本日の釣果は4匹。
実際には歩いての移動ですので場所変えとは言えませんが、中洲が無ければ車での移動になりますので場所変えとしました。画像は見づらいですが、撮影した時には薄暗くなっていましたので露出不足になっています。防水プロテクタを使っているので、ストロボはほとんど届きません。
また今日もアタリだけで、掛け鈎が刺さり込まずに捕り損ねたのが何度もありました。掛かったり引き寄せたりする度に鈎先を確認して交換しましたが、やはり皮の硬さには敵わないようです。細軸で鈎先は角度が内向きで長めの鈎が良いと思うのですが、ハリスの太さや硬さとのバランスを含め、バッチリ捕れるかどうかは来シーズンの課題です。
下曽代バス停下流のトロ場にある大石には、結構な大きさのハミ跡がいくつもありましたが残念なことに分散していて、すぐに掛かるレベルのハミ跡にはなっていませんでした。縄張りの完成度としては50%くらいで、元気なオトリで暫く泳がせていれば掛かる程度の感じです。そしてこの頃の鮎は糞を出しても全然出ないか出ても僅かで、まるで8月の干川みたいな感じでアカをあまり喰んでいないようです。『友釣りの極意』(静岡新聞社刊)で著者の大橋昭司氏は、「アユの闘争心は食欲に大いに関連があるようです」と述べていますが、水温が低いからか成熟してきて体調が変化したのか、はたまたアカの状態が良くないからか、ともかく食が細いので追いも悪いのではないかと思います。
渇水にアカも付き過ぎで、魚影も薄いのでポイントを探すのが難儀です。皮が厚くて鈎が刺さり難いのか、アタリだけで鈎掛りしないことも多い。ということで、今シーズンは今日を以って一応竿仕舞いにします。ただ天気次第では、また出かけるかもしれません。例年に比べて数は釣れませんでしたが、結構楽しめました。ありがとうございました。
日付 | 平成15年10月11日(土曜日) | |
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場所 | 漁協 | 長良川中央漁協 |
河川 | 長良川 | |
ポイント | 下曽代バス停下流 / 安毛駐車場前 | |
時間 | 13:30-15:45 / 16:00-17:00 (3.25時間) | |
水況 | 水位 | -25センチ |
水温 | 16.0℃(13:30、17:00) | |
にごり | 無し | |
アカ付き | 付き過ぎ / 真っ黒 | |
天気 | 曇り | |
釣果 | 匹数 | 4匹 |
サイズ | 14.5-20.5センチ | |
総重量 | 225グラム | |
平均 | 17センチ | |
1匹目 | 15分 / 30分 (通算 15分) | |
ペース | 1.23匹/時間 | |
仕掛け | 竿 | Daiwa SZ銀影マキシムF中硬硬95MJ |
空中糸 | ナイロン08 ダブル&シングル遊動式 | |
水中糸 | 将鱗あゆ競技0175 3メートル つまみ糸025 30センチ、 ターボV005 3メートル つまみ糸03 30センチ | |
ハナカン周り | 自作泳がせハナカン6ミリ ハナカンハリス ナイロン1.2号 (17センチ固定) |
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掛け鈎 | がまかつ 新改良トンボ引抜8号3本錨 TDラインスピニング1.2号 | |
2本ヤナギ(先鈎がまかつ 管付きキツネ8.5号 元鈎管付きキツネ8号 ホンテロン1.2号) | ||
オモリ・背鈎 | ごくらく背鈎18ミリ | |
オトリ | 養殖2匹 |
本日の反省