今日は郡上の解禁です。行く途中の中央管内はどこもガラガラ。郡上は止めて中央でやろうかとも思いましたが、昨日からキープしてあるオトリを積み込んで高速に乗りました。

高速から見る美並地区はかなり空いていたのですが、八幡町から上みはかなりの人出です。しかし川の水はカラカラで、かなり厳しそうでした。大和インターで降り、入漁証を購入してポイントを見て回りますがほとんどハミ跡が無いか、底石の色が良さそうなポイントは人でいっぱいです。下万場橋の少し下流に、辺地の浅い所は底石の色がまあまあ良さそうで人が入っていない所がありました。７月だったら期待できるのですが解禁早々ではちょっとどうか分かりません。迷ったのですが、とりあえずやってみることにしました。

１０時のスタートで水温は約１８℃。チャラ瀬の溝をそろりそろりと泳がせます。流れを横切る目印は一発泳ぎの状態なのですがアタリ無し。さすがに解禁早々では掛かりませんでした。３０分が過ぎ、オトリもそろそろバテてきたかと思われたので石裏のたるみを中心に狙いを変更しました。石裏攻めにしてしばらくすると目印が流され、どうやら掛かったようです。しかし掛かったのは１２センチほどで口掛かり。半ば交通事故状態の掛かりでした。

ハナカンを通すのも痛いげなチビ鮎を泳がせます。石裏に入ると水中でキラキラッ。「よっしゃ、来た！」目印がぐりぐり流されます。ところが取り込んでみるとなんとウグイ。冴えません。次も同じパターン。やはりチャラ瀬はダメとあきらめました。

その後早瀬を狙ったのですが全然ダメ。ボツボツ掛けておられた方の隣が空いたので入ってみましたが、ここもダメ。付近ではほとんど掛かっていなかったので見切りを付けました。吉田川か美並のどこかでやろうかとも思ったのですが、入漁証を預けてきたこともあって中央まで戻ることにしました。

午後もだいぶん時間が経っていたので、ポイント探しはせずに前日よく掛かっていた武儀川の高野専用区へ向かいます。うまい具合に流れ込みの左岸側は空いていました。早速ここで竿出しです。手前から泳がせたのですがうまく沖へ行ってくれません。竿を持ち上げて流れに乗せ、石裏のたるみへ送りました。オトリが落ち着くと目印が走り１匹目です。次もすぐに掛かったのですが以後は沈黙でした。忘れた頃に２連チャンで掛かってまた休み。１６時前にまたまたハナカン付のが掛かりました。この頃雲行きが怪しくなり、雨がぱらついてきたので納竿としました。

対岸の方と流れ込みの下でやっておられた方はボツボツ良いペースで掛けておられました。流れの当たる所は底石が良い様で、釣り返しが効いたみたいです。

今日は郡上ではサッパリで中央へ戻ったのは正解でした。解禁だからといっても色が良い石が見つけられなければ掛からないのは当然でした。浅い瀬でもひょっとしたらと思ったのですが、やはり解禁当初は浅いポイントではダメですね。後から思えば中央のガラガラの好ポイントで釣っていたほうが良かったかもしれません。

例年のこの時期は高水か低水温に悩まされるところですが、渇水でサッパリというのは珍しいと思います。６月中旬まで大水が出なかった年は７月以降平均して数は釣れるようになるのですが、型の良いのはあまり出ません。今シーズンも鮎は跳ねているので、水況が回復すれば釣れるようになると思いますが、郡上のポイントは各所で砂が入っている感じがしましたので、先々シーズン(1999年)並に、砂が無くて底石が詰まったポイントしか掛からないという場所むらが激しくなるだろうと思います。