今日はシーズン最初の釣行なのですが、仕事が忙しかったせいでほとんど準備が出来ていません。仕掛け類は先シーズンからの持越しを持って出かけました。（笑い）先日の雨で増水が心配されたのですが、長良川に出てびっくり！平水よりかなり低く渇水状態です。鮎が流されなくて良いことは良いと思うのですが、釣果が心配でした。まずは様子見にと、武儀川の高野専用区へ向かいました。−２０センチぐらいの減水で、釣り人は入っていますがまだ多少余裕はあります。しかし状況は”既に勝負があった”状態で皆さんあきらめモード。あまり釣れていない様子です。しばらく見ていると対岸の釣り人の竿が曲がりました。渇水で釣れそうにないと思ったのですが少しは釣れそうです。川の中をよく見ると専用区いちばん下ものテトラの前は少し底石が明るくなっているようでした。どうしようか迷ったのですが、とりあえず他も見て回ってからにすることにしました。

宝見橋のところも美濃橋専用区も勝負あった状態でした。美濃淡水魚さんへ入漁証を買いに行って話を聞くとやはり全体的にはもうひとつの様子。やはり高野の専用区でやろうかと思ったのですが、須原を見てから決めようと車を走らせました。

洲原橋の下流は渇水でポイントが限られてしまっているのですが、人が少ない分は入れそうなところはありました。橋の上からのぞいている人が居られたので、車を止めて見てみるとちょうど掛かったところでした。渇水のためチャラ瀬に溝がある状態ですが、鮎が遡上中でそこらかしこで跳ねています。橋の下をのぞいて戻るとまた掛かっていました。うっしっし。入れ掛りでこれはやるばっかりです。川をのぞいている方に「おたくさんはやられませんの？」と尋ねると「どうしようかと迷っています」との返事。「掛かっているのでやるばっかりでしょう」と話すと、その方もオトリを買いに行かれました。

橋のたもとに車を止めて入川です。浅いポイントなので、先に入っておられる方の邪魔にならないようにそっとポイントに近づきました。シーズン最初にしてはオトリがスムーズに泳いでいきます。すぐにも来てよさそうなのですが掛かりません。オトリ任せに泳がせ、岸寄りの掘れ込みにあった大石に近づいた時に掛かりました。今シーズンの１匹目です。慎重に引き抜いてＧｅｔ。１６センチぐらいのマズマズの型でした。これでリズムに乗れると思ったのですがさに非ず。さらに１５分ほど付近を泳がせたのですが掛からなかったので、しびれを切らせて下もへ移動しました。

下もの瀬に向かって歩いていくと小さな鮎は走るのですが、水深が無い上にまるでアカ腐れしているような石の色です。どこかに色が薄い石が固まっていないかと探して歩きました。写真のポイントがやや良さそうでしたので、ここに竿を出すことにしました。しばらく泳がせたのですがアタリ無し。オトリがそろそろ弱ってきたかなぁと思った頃に目印の震えに気がつきました。これでは掛からないと思い、目印がスムーズになるように竿を操作しました。一発泳ぎとはいきませんが、まあ６０点ぐらいの泳ぎは出ていました。まもなく目印が流れ、どうやら掛かったようです。型は１５センチぐらいですが、目印の震えに注意をすることは大事だと実感しました。オトリを替えて出すとすぐ掛かり、入れが掛かりです。次もすぐに掛かったのですが、型がだんだん小さくなるパターンで打ち止めの小さい鮎が掛かったので場所移動しました。

石の色が良い所では２、３匹パタパタと掛かるのですがコンスタントという訳にはいきませんでした。オトリ交換の時に鼻が切れてマイナス１になったりして、１７時前に掛かったのを最後に掛からなくなりました。もう少しと思ったのですが結局追加は出来ずに１８時前に納竿としました。

シーズン最初の釣行としてはマズマズといった感じでした。渇水でポイントが限られていて釣り辛いのですが、大増水で放流した稚鮎が流されてしまうよりはマシと思います。もっと自信を持って目印の感じを頼りにポイントに見切りをつけても良いなぁと感じました。

また洲原橋上流で粘っておられた方は３、４匹掛かるとしばらく休みといった感じで結構掛けておられた様です。掛かる所はバラバラで、見たところ遡上の群れが通ると掛かるといった感じでした。付近で数人の方が竿出しされていましたが、オトリの循環が良い方は数が伸びていました。技術に差が出ていた感じです。