先日、師匠から教わったのですが、網を打っている人が居れば付近には大体群れ鮎も居るそうです。適当に投げて捕る人も居るが、長良で網を打つ人の多くは群れ鮎の動きを見ていて、適当な所へやって来たら網を打っているとのこと。師匠が場所探しする時には、網打ちの人の姿も参考にしているのだと聞いて驚きました。
後日、津保川でのこと。川見をして回っている時に、桜橋のかなり上流で網を打っている人を見かけました。網打ちの人のことを聞いていたので見に行くと、なるほど付近には結構野鮎の姿があります。その更に上流では、お一人ですが竿出しされていました。その時は竿出ししませんでしたが、あれなら充分掛かる見込みが立つ感じでした。
思い返せば、網打ちには2種類の人があることに気が付きました。それは、オモリが付いた棒を持っている人といない人があることです。夕方とかに瀬などで適当に網を打っている人はオモリ付きの棒を持っていません。トロ場などでジッとしていて、おもむろに網を打つ人はオモリ付きの棒を持っていて、網を打った後に棒を投げ入れて鮎を網の方へ追いやっています。友釣りをする時には、オトリを投網で捕ってからやる知人がいますがこの人は前者で、鮎が居そうな所へ向かって適当に網を打つと言っていました。師匠の話しを聞いてなるほどと思い、群れ鮎が居て付近に適当な付き場があればポイントになる可能性は高いのは頷けます。
網打ちの人を見ると「嫌だなぁ」か全然気にしないかでしたが、これで網打ちの人を見る目が変わりました。遠くからは野鮎の姿を確認するのは困難です。ポイント探しの目安はいろいろありますが、網打ちの人の姿も結構な助けになると実感しました。