第1回 釣り日記を書こう


第1回ということですし、シーズンの初めでもありますので釣り日記について書きたいと思います。

ページをご覧の方々で、釣りの記録や日記を付けておられる方はどれほどでしょう?きちんと書いて、シーズンの終わりに集計して反省。メモ程度には付けているがそれっきり。全然付けていない方も・・・。企業では会計簿は必須ですし、家庭では家計簿があります。

私は友釣り歴15年ほどですが、始めて明くる年ぐらいから記録をつけ始めました。初期の日記は引越しした時に行方不明になっていますが1996年からの分は手元にあり、1999年からはWebページを作ることで日記の代わりにしています。きっかけは村田満氏が毎日克明に釣り日記をつけておられることを本で読んだからです。釣果は言うに及ばず、水温、天気、ポイントの状況などかなり詳しく書いておられると記憶しています。日記を付けてまず分かったのは自分の実績と弱点です。それに水温や掛かった時刻を集計して、掛かりがたつ時刻(よく掛かる時間)のパターンはどこの川へ行ってもほぼ同じということも発見しました。また、このサイトを立ち上げてからは反省だけでなく計画と言うか技術目標みたいなものも始めましたが、それによって進歩が少なからず加速したように思います。

釣り日記を始めるに当たって用意するものは、ノート(出来ればルーズリーフがいいと思います)とボールペンか万年筆です。筆記具は鉛筆でもいいのですが、日記が古くなってくるとかすれて読み難くなるのでボールペンか万年筆で書きます。あと、水温の変化や掛かった時刻も記録したい場合は白い厚紙と鉛筆を鈎ケースや仕掛け入れに入れて持っていきます。また、釣り場に携帯電話を持っていく場合は発信履歴を使っても情報を記録できます。(やり方は後述)

記録する内容はご自由にされればよいと思いますが、日付の他に少なくともポイント名(自分で分かればよい)、天気、総釣果、水位、濁り、水温は欲しいところです。その他の項目については当サイトの釣行記を参考にされても良いかもしれません。ルーズリーフを使う場合は、最初から必要な項目を印刷しておくと手間が省けて便利と思います。ポイントの見取り図、他の釣り人の状況、良かったこと悪かったことなど思い付いたら何でも書いておきます。

出来れば毎月、少なくともシーズン毎に集計して反省します。3シーズンもすれば自分の実力や弱点が分かって来ますので、必要に応じて対策を立てます。高水が苦手ならメタル+背鈎を練習するとかオモリを使ってみるとか。”楽しむ”ということだけでしたらトホホで帰るより他のことに時間を使ったほうが良いこともありますので、いっそのこと高水の川はパスして他の川を探すとか出掛けないことも考えられます。これを繰り返すことによって、例えば技術向上派とかのんびり自適型とか自分の釣りスタイルがハッキリとしてくると思います。たくさん釣りたいのは山々です。ありのままの自分の釣りを知るために、まずは日記や記録をつけてみる事をお薦めします。

さて携帯電話を使った情報の記録ですが、こんな感じです。例えば水温が午前10時に21.5℃なら、215*1000 と入力して通話ボタンを押し、すぐに切ります。発信履歴には、○月○日 10:00 215*1000 と残りますので、帰宅後か車に戻ったときに記録します。1つ目のポイントのスタートが8時で水温が20℃なら、1*1*200 、2つ目の場所での1匹目ですと、222###。2つ目のポイントでの終了が14時で釣果が10匹だとすると、2*0#10 。 この場合の時刻は履歴の発信時刻を使います。実際にはつながらない番号なので通話料金は掛かりませんし、自分で理解しやすいフォーマットを考えて使えばおおよそほとんどの記録ができると思います。たとえ実際につながる番号になっても発信してすぐに切りますので通話料金は掛かりませんし、発信履歴が残ればいいので圏外でも、また、登録を抹消した携帯電話でも使えます。ただし機種によっては同じ発信番号ですと古い履歴を上書きしてしまうものがあるので注意が必要です。ちなみに私はauのC408P(Panasonic製)を使っていますが、上書きされます。以上、参考までに。


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Yoshihiro Sogabe in Gifu 2003-05-26